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本のプロのイチオシ! Kaisei web 書評コーナー

Kaisei web限定書き下ろし、本のプロによる書評コーナー。

不定期更新

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〈書評〉
ポーン・ロボット
森川成美・作   田中達之・絵

 とってもオーソドックスなジュブナイルSF、かな。最初はそう思っていた。
 うん、主人公の千明くんって男の子が、ジョギング中に変な男を見かけたときから、お話は始まる。走っているのに、坂を上っているのに、腰がぶれない。下半身だけが動いていて、頭も揺れない。人の形をしたダチョウみたい……って、この表現だけ見ると、可愛いな。なのに……走るの、遅いのよ。千明としては、「どんな人なんだろう?」って思って、顔を見ようとしたんだけれど、相手が角を曲がったところで、見失ってしまった。

今日の1さつ

本編を読んだ時に今ひとつ理解しきれなかったヒュウゴの目指すものが、本作を読みようやく腑に落ちました。社会階層や国家の枠組みを越え、この世でおこっていること、この世を動かしているものが何なのか、見てやろうという野心の源が初めて見えたような気がします。「守り人」シリーズで一番スケールが大きい人物だと思います。(44歳)

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