icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_hatena_01 icon_line_01 icon_pocket_01 icon_arrow_01_r

今週のおすすめ

舞台は北欧! うさぎの姉妹が海をこえ山をこえて大冒険!『しおかぜにのって』

ゆきがふるまえにで初登場した、家族のあたたかさが感じられる、ラビッタちゃん絵本シリーズ(かじりみな子 作)。3作目は、夏が舞台の『しおかぜにのって』。大きく成長したラビッタちゃんと妹のピョコラッタちゃんは、ふたりだけでとおくの空港までじいじとばあばをむかえに行くことに! 山をこえ海をこえての大遠征です。


じいじとばあばをむかえに行こう!

 ある夏の日。うさぎのラビッタちゃん一家に、じいじとばあばから手紙が届きました。お母さんのお腹のなかにいる赤ちゃんに会いに、遠くから飛行機に乗ってやってくるというのです。ところがたいへん! ふたりがつくのはもう翌日のお昼。すっかりお腹が大きくなったお母さんが心配なお父さんに代わり、ラビッタちゃん姉妹だけでじいじとばあばをむかえにいくことになりました。

 お父さんが描いてくれた地図をたよりに、まずは山を下り、町へでます。そこからさらに馬車にのり(馬が人力車のように引く、まさに“馬車”!)灯台のある船着き場まで。飛行場のある島までは、カヌーをこいでいきます。ふたりっきりで大海原へこぎだした、ラビッタちゃんとピョコラッタちゃん。無事にじいじとばあばに会えるのでしょうか?

さわやかな潮風を感じる海、たくさんの人でいっぱいの飛行場

 1作目では町へでかけたラビッタちゃん。2作目では大草原でのピクニックへ。そして3作目の今回は、すきとおった広い広い海が登場します。思わずとびこんでおよぎたくなるような、水面のうつくしい表現は大きなみどころです。主人公のふたりに近づいたとおもったら、今度はぱっとひいて俯瞰したり、映画のように自在に視点が変わる場面づかいで、ふたりの住む世界に入り込むことができます。

 そして、今回のお話ならではの場面が、飛行場のロビーです! パイロットやキャビンアンテンダント、夏休みのおでかけに胸を高鳴らせているようなワニの兄弟、なんとはなしにロビーを眺めるキリンのお兄さんや、遠征へいくのか楽器を背負った犬たちなど、描かれている動物たちは100匹以上! 画面のすみずみまでみて、動物たちの家族構成や、これからでかける先、行ってきた所を想像して楽しめます。

 町で暮らす生き物たちのちょっとした親切心に支えられながらの、ふたりの旅路。いっしょにドキドキ、ワクワクしながら、楽しんでください。1作目から登場するオオカミカップルやカピバラさんにも出会えますよ。秋を描く『ゆきがふるまえに』春を描く『わかくさのおかで』とあわせて、読むといろんな発見があります。4作目の、冬のお話もどうぞお楽しみに! 

この記事に出てきた本

関連記事

バックナンバー

今日の1さつ

子ども達へおはなしや絵本の読み聞かせをする活動をしています。「ピーターとオオカミ」は以前影絵劇として制作・公演したことがあります。降矢さんの絵は絵本のもつ特徴を生かした動きのある素晴らしい絵で画面からオーケストラの音が流れてくるようです。(70歳)

pickup

new!新しい記事を読む