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編集部だより

ベトナムの本屋さんに行ってみました!

 こんにちは。編集部の秋重です。きょうはまず、下の写真をごらんください。
 
 
 見なれた絵本なのに、ちょっと違いませんか…? そうです、日本語ではないですよね。じつは、偕成社の本もふくめて、日本の絵本は今アジア各国をはじめ、世界中で翻訳され、刊行されているのです。台湾や韓国、中国では日本の絵本はもうおなじみ! ヨーロッパでもたまにみかけるかも…という状況なんです。
 

左・台北の本屋さんにならぶ『とうさんまいご』(五味太郎)や『ジャングルの王さま』(工藤ノリコ)などなど… 右・スペインの本屋さんで見かけた『みんなうんち』(五味太郎)

 そんななか、最近熱いのが「ベトナム」です。5年ほど前から、翻訳の権利を買いたいんです、という問い合わせがふえはじめ、今ではけっこうな数の日本の絵本が出ています。刊行されると、こちらにも見本が届きます。ベトナム語版、アルファベットに発音記号がついたなんともかわいい雰囲気の文字を擁していて、ちょっと気になっていました。

ベトナムで出版された偕成社の絵本たちです

 
 そんなベトナム語版、どうやって本屋さんにならび、現地の子どもたちに届いているのでしょう。本屋さん好きとしては、いちど見てみたい……。と思い悩んでいたところ、先日、ベトナムの首都ハノイをおとずれる機会があったのです。ようやくその疑問が(あるていど)解決されましたので、ここでご紹介します! 
 
 ハノイには、書店があつまるエリアがいくつかあるらしいと聞き、Googleで検索してみると、滞在していたエリアのすぐ近くにひとつあるようでした。さっそく出かけます。この時期のハノイは、じっとり暑い、という気候で、ちょっとサウナ感ありました。歩行者天国になっている通りを発見。なんかあやしい。この先になにかありそう……。
 
 
 そのまますすんでいくと……おおお! 素敵な本屋さんがありました…!
 
 
 ひとりの女の子が熱心に絵本をよんでいます。あまりに熱心で、声をかけるのははばかられました。何読んでたんだろう……。店頭には、『さっちゃんのまほうのて』がありました! 日本の絵本をさっそく発見です。
 

『さっちゃんのまほうのて』(田畑精一)の右に、『ぐるんぱのようちえん』(堀内誠一・福音館書店)があり、その下に『ちか100かいだてのいえ』(いわいとしお)がありました。ざっくばらんな積みかたです

 そのまま進んでいくと、ぞくぞくと本屋さんがあらわれます。ハノイでは、間口の広さに対して税金がかけられていた(間口が広いと税金が高い)ので、今でもそのなごりで間口が狭く、奥に長いたてものが多いそうです。

 この本屋さんも入り口はコンパクト。黄色い方のお店に入ってみました。

 細長いお店の奥に階段があり、のぼってみると児童書コーナーがありました。奥に机といすがならんでいて、じっくり読めるようなスペースになっていました。ここでも、日本からやってきた絵本を発見! 基本的に棚におさまればよい、という雰囲気があり、とにかくざっくりと積まれています。宝探しみたいですね…!

見つけた本を書きこんでみました。日本だけでなく、欧米の本もたくさん翻訳されているようです

 
 ベトナムでは、子どもが絵本を読む、という習慣があまりなかったのですが、ここ最近ちょっとはやってきているそうです。日本と違い、ほとんどペーパーバックで、だいたい1冊200円くらいのものが多かったです。
 
 つぎの日、もうひとつの書店エリアを発見しました。こちらです。
 
 
 ちいさな民家のようなお店がずらっとならぶ通り。調べてみると、この通りはハノイ市が中心となって整備した「書店通り」で、出版社などがお店を出しているようです。
 

KIM DONG社という大きな出版社の本屋さん。KIM DONG社は、『ドラえもん』などのコミックの出版でも有名だそうです。現地の方がドラえもんと記念撮影していました

 この書店通りでも、日本の絵本を見つけました!

鈴木まもるさん・竹下文子さんコンビののりものシリーズがありました。ハノイの子も乗りもの好きそうです

 
 書店通りは広大で、いろいろと見てまわっているうちにあっとういまに時間がたってしまいました。今回の訪問ではここでタイムアップ。もっと大きい本屋さんがならぶところとかがあるっぽかったのですが、それはつぎの機会に……。
 
 同じ本を違う国で読んでいた子どもたちが大きくなって偶然知り合い、小さいころ読んだ本が同じだったみたいな話でもりあがる……みたいなシーンを、ハノイの本屋さんをまわりながら、たびたび想像してしまいました。そういうのってちょっといいですよねえ…。ベトナム絵本界のこれからが楽しみです!
 
 ◎今回おとずれた書店エリアは下記の地図のふたつです。ハノイ、ごはんもすばらしくおいしく、人びとはおだやかでいきいきとしており、とってもすごしやすい場所でした。機会がありましたらぜひどうぞ!
 

行ってないとたぶん全然わからないけどハノイに行くとたぶんわかってもらえるマップです。(水中人形劇がすごくおもしろかったので、本屋さんめぐりのあとにぜひ立ちよってみてください!)


 
(編集部 秋重)
 

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100かいだてシリーズのおかげで50までしか数えられなかった娘も楽しみながら100まで数えられるようになりました。「かめのおばあちゃんはなんかい?」「100!」本に感謝です。(読者の方より)

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