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編集部だより

刊行直前『よるよ』、イラストレーターの中山信一さんに質問してみました!

さあ、いよいよ、8月31日が近づいてきました。なんの日かと言えば、手つかずの宿題を前に泣きべそをかく夏休み最終日……ではなく、そう、新しい絵本『よるよ』の発売日です!

どどーん! 黒い表紙が目印です。

 

作家インタビュー「わたしの新刊」では、作を担当された回文家のコジヤジコさんに、絵本ができるまでや、回文づくりについてのお話を聞かせていただきました。ということで、こちらでは、絵を担当されたイラストレーターの中山信一さんに、ちょっとお話をうかがってみたいと思います。

––––中山さん、こんにちは! ご登場ありがとうございます。

中山さん:こんにちは。まだまだ暑いですねー。よろしくお願いします。

––––こちらこそよろしくお願いします。さっそくですが、『よるよ』は中山さんにとって、絵を担当された3冊目の絵本ですよね。2冊目の『うそ』(谷川俊太郎/詩 主婦の友社)の絵がとてもすばらしくって、今回まっさきにお声がけさせていただいたのでした。中山さんはラッパーとしても活動されているので、へんてこな言葉のリズムをおもしろがっていただけるかも、という気持ちもあり……。最初にこの絵本のラフをご覧になったとき、どう思われましたか?

『うそ』谷川俊太郎/詩 中山信一/絵(主婦の友社) 言葉と絵の距離感が絶妙です。

 

中山さん:そうですね、はじめて『よるよ』の文を読んだときは、コジヤジコさんの回文の新しさにおどろきました。回文であると同時に、詩になっていてすごく良いなと。それでいて回文の本来のおもしろさでもある、語感の響きやユーモアもしっかり含まれていて、きっと絵本にしたら、素敵で新しいものになるだろうなと感じました。

––––それはもう、なによりでした。じつは最初、コジヤジコさんとわたしは、ごくふつうの日常からはじまる物語をイメージしていました。仮のラフでは、背景は夜の公園の写真でしたよね。ファンタジックな虹の物語へ、どうやって想像をひろげていったんですか?

中山さん:元のラフとくらべて幻想的なストーリー展開にしたのは、文と絵のバランスを考えたことが大きいです。回文という、言葉が短く一定のリズム(規則)で進行する文に対して、絵がおもいきりドラマチックなほうが、絵本に動きがでて良いと感じました。それで、文中に「にじ」というワードがでてきたので、直感的に、虹を軸にダイナミックな画面構成にしたらおもしろいんじゃないか? と思ったんです。

このページの回文をきっかけに、虹がメインになりました。

 

––––公園から空の上へ、いっきに壮大なお話になりました。そこから全体の構成について、中山さんとコジヤジコさんといっしょに練りなおしていきましたね。おふたりのアイデアが組み合わさって新しいものができていって、わくわくしました。構成が固まってからは、絵の表現について、画材などふくめてなんども試行錯誤してくださったと思います。絵のここに注目してほしい! というところはありますか?

中山さん:やはり虹の表現ですね。クレヨンで表現できる最良な「虹」を描写するために、紙や、グラデーションの階調を細かく模索しました。虹のかもしだす、柔らかくも少し不気味で美しい光を感じてほしいです。

グラデーションは、なんと、クレヨンを塗った紙を1色1色カッターで切って、重ねあわせて描かれています。

 

––––まっくらな夜空に浮かぶあざやかな虹の迫力、すさまじいことになっています。8月25日(金)から9月12日(火)まで、都内の書店Titleにて絵本原画展を開催しますので、お近くの方には間近でご覧いただきたいです! それではさいごに、読者のみなさんにひとことお願いします。

中山さん:いままでにない不思議な回文絵本になっていると思います! ぜひ、目と耳で絵本『よるよ』を楽しんでもらえたらうれしいです。

––––著者も編集者も気合いの入った1冊となっております。ぜひ、お手にとってみてください。

特別ゲスト、イラストレーターの中山信一さんでした。どうもありがとうございました!

(編集部 中嶋)

『よるよ』中山信一 絵本原画展

会期:8月25日(金)から9月12日(火)

場所:本屋Title 

〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2 12:00 – 19:30 (日曜は19:00まで) 毎週水曜・第一・第三火曜 休み

*会場では、全国での発売に先がけて絵本を販売します。お二人のサイン本も販売予定です(限定数、無くなり次第終了します)。

*原画のうち3点のみ、同じ期間中、代官山蔦屋書店キッズフロアにて展示されます。

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