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今週のおすすめ

学校の帰り道に、いつもとちがう道をとおったら……さとうわきこさんのユーモラスな絵本『みちくさ』

「まっすぐ帰りなさい」と言われても、ついついしてしまう「みちくさ」。友だちと石をけって遊んだり、花の蜜をこっそり吸ってみたり……みなさんはどんな思い出がありますか? 今回ご紹介する『みちくさ』(さとうわきこ 作・絵)は、少し……いえ、かなり変わったみちくさのお話です!

歩きなれた町が、いつもとちがうみたい!

 学校の帰り道、「ちょっとみちくさをしてかえろう」と、男の子はいつもとちがう道を歩きます。すると……川の中にだれかいる! なんと、草のおばけたちが遊んでいました。

 そのあとも、ずんずん進んでいくと……どうろで縄跳びをしている、マンホールのふたに出会ったり、美容室では、野菜のマダムたちがおめかしをしていたり! 

 いつもの商店街、いつもの公園、いつもの神社に寄ったはずなのに……なんだか、変だぞ! 男の子は、一風変わった町のようすを思いっきり楽しみます。やがて、日が暮れてきて……。

さとうわきこさんらしい、生き生きとしたユーモラスな一作

 本作は、「ばばばあちゃん」シリーズで知られるさとうわきこさんが手がけました。『からすたろう』を描いた八島太郎さんの展覧会で出会った『道草いっぱい』(創風社)という作品に刺激を受けて「わたしのみちくさは、こんなの!」と、さとうわきこさんらしいユーモアを発揮! 30年近くあたためた末に完成したこの快作は、残念ながら最後の作品となりました。
 
 いつもとちがう道をひとりで歩くことは、子どもにとっては大冒険で、とても心に残るものです。そして、夕暮れ時のあの心細くて、急に家に帰りたくなる気持ち。大人にとっても本作は、そんな子ども時代の風景を思い出させてくれるかもしれませんね。

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今日の1さつ

小学校6年生のときに、「十一月の扉」を読んで以来、高楼さんの本が大好きです。「街角には物語が…」も、読んでいてとても心があたたかくなりました。高楼さんの物語の世界は、小さい頃から私の憧れている世界そのもので、本当に大好きです!!(17歳)

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