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今週のおすすめ

「ノンタン」シリーズ最初の3冊は? 人気のひみつは声にだして読んで楽しい「ノンタンことば」にも! 

ミリオンセラーがシリーズのなかで10作以上もある、人気絵本「ノンタン」(キヨノサチコ 作・絵)。主人公のノンタンは、白いねこの男の子。自分が中心で、ちょっとわがままな性格です。いつもいい子じゃない、けれども、ありのままの子どもの姿を描いたノンタンは、たくさんの子どもたちに友だちのように愛されてきました。今回はシリーズ最初の3冊をご紹介します。

10までの数えうたをおうちでも!『ノンタンぶらんこのせて』

『ノンタンぶらんこのせて』はシリーズの第1作! 

 ぶらんこで遊んでいたノンタン。お友だちが「ぶらんこのせて」とやってきますが、ノンタンは「だめ だめ」と、なかなか順番をかわれなくて……。

 最後はノンタンとお友だちみんなで、10まで数えて、なかよく順番にぶらんこにのれるように。みんなでとなえる数えうた「1、2、3、4、5、6……10」のあとに続く「おまけの おまけの きしゃぽっぽ、ぽーっと なったら かわりましょ!」は、おうちでのお子さんとの会話にもつかえる、耳にのこる楽しいフレーズです。

 この思わず口ずさみたくなる、リズミカルで楽しい「ノンタンことば」は、シリーズを通してたくさん登場します。

ねむれないノンタンは、夜のお散歩に!『ノンタンおやすみなさい』

 夜なのに、ねむれないノンタン。「うさぎさんちに あそびに いこう。」と、家からとびだします。でも、うさぎさんをはじめ、他のお友だちも、もうベッドで寝る時間。だれも遊んでくれません。唯一起きていたふくろうさんと、真っ暗闇のなかで鬼ごっこをするのですが……。

 この絵本でも、「じゃん けん ぽん。あいこでしょ。にゃんころ ぽん あんみつ ぱん……ノンタンでしょん」という楽しい「ノンタンことば」が登場します。夜ねむれないから遊びにいく!という、子どもらしく、自由な発想がたのしい2作目。キヨノサチコさんの、心をつかむストーリーがきらりとひかる1冊です。

いたずら大好き!『あかんべノンタン』

「あかんべえ」をしてお友だちをおどろかせるノンタン。みんながとびあがってびっくりする姿をみて、ノンタンは楽しくて楽しくて仕方がありません。「たったか たったか たったかた。ああ おもしろい たのしいな。」調子にのって、大きなおひさまにも「あかんべえ」をしてみたら、お返しをされてしまって……!

 びっくりして、おうちに逃げ帰ったノンタンでしたが、最後は「でも やっぱり やめられない、おもしろい!」としめくくります。

『ノンタンぶらんこのせて』でデビューしたキヨノサチコさんですが、実は、キヨノさんが最初に持ち込みをした原稿は『あかんべノンタン』の原型となるお話でした。ノンタンがいたずらっこすぎるので反発があるかも……という懸念から、3作目として出版されました。

全部で40作! シリーズ紹介

 「ノンタン」絵本にはいくつかのシリーズがあり、現在全40作発売されています。

ノンタンあそぼうよ」シリーズ(3歳〜)全23巻
今回紹介した3冊も入るメインのシリーズ。どの巻を選んでも、ノンタンを主人公に、他の巻とはちがうバリエーション豊かなお話が楽しめます。小さめの絵本ですが、たっぷり32ページ。

赤ちゃん版ノンタン」シリーズ(2歳〜)全9巻
「ノンタンあそぼうよ」シリーズよりひとまわり小さく、シンプルなつくりの絵本。身近で親しみやすいテーマで、くりかえしを多くつかった、小さな子も楽しめるシリーズです。

すきすきノンタン」シリーズ(4歳〜)全2巻
ちょっと大きい子のための絵本。『ノンタンがんばるもん』は、けがをしてしまったノンタンのお話。通院前に子どもたちに読む絵本として、人気があります。

ノンタン ボードブック」(3歳〜)全3巻
ひらがな、英語、数字を学べるボードブック絵本。ノンタン以外にも、食べ物や動物、身の回りのものなど、たくさんのイラストがみられるのがうれしいシリーズです。小さく軽くて丈夫なので、おでかけにも便利です。

 そのほか、『ノンタン・タータンあそび図鑑』『ノンタンかるた』『てんじつきさわるえほんノンタンじどうしゃぶっぶー』も。

 ぜひお子さまの年齢にあわせて選んでみてくださいね。

▼ノンタン公式サイト
https://www.kaiseisha.co.jp/special/nontan/

▼ノンタンInstagram
https://www.instagram.com/nontan_news/

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今日の1さつ

2年前から一人暮らしです。書店で本を目にして、トガリネズミの愛らしいすがたに、つい買ってしまいました。主人公がとてもかわいくて、1ページ、1ページ色んなことを想像して、楽しくて、最後読み終わったとき、「そっか〜良かったね」と声が出てしまいました。ほんわかとやさしい気持ちになり幸せでした。(60代)

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