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編集部だより

さかさまたんけんたいの著者、すずきみほさん

 こんにちは。編集部の小宮山です。東京は梅雨。毎日の天気が気になる季節。そんな梅雨の最中に、ぴかぴかの新刊『さかさまたんけんたい』の著者のこと、この本ができるまでを紹介したいと思います!
 
 『さかさまたんけんたい』の内容については、こちらこちらをごらんください。そうなんです、今回の本、とってもユニークなアイデアがつまった作品なんです! こちらはできあがった本を手にした著者、すずきみほさん。
 
本を持つすずきともこさんの写真
 
 今回の絵本のアイデアが生まれたのは、著者すずきさんの子どもの頃のひとり遊びから。
 
 家の天井を見上げ、天井をじぶんの部屋と仮定して「ここをいす、ここをテーブルにして・・・」と空想していたそうです。
 
 そこから、家の天井で遊ぶお話→「うーん、うまくまとまらない」、スーパーマーケットや幼稚園の天井で遊ぶお話→「天井だけで話をつくるのは苦しいか・・・」などなどを経て、さかさまに部屋やお庭を見て、「いつも見ているものが、ほかのなにかに見える遊び」をテーマにした絵本にしよう!というところまで、たどりついたのでした。
 
 アイデアがかたまり、それと同時にいいタイトルが出てきて、これでいくかと思ったあとも、主要登場人物だったおじいちゃんが消えていったり、まだまだいろいろありました。
 
 写真は、さかさまの感覚をつかむために著者がつくった家の模型(このときの間取りも、ラフが完成するころにはがらっと変更)。
 
家の模型の写真
 
 著者のすずきみほさんにとって『さかさまたんけんたい』は2冊目の自作絵本。じつはすずきさん、ある出版社の営業部で、書店さんへ送るFAXのレイアウトを作ったり、宣伝の材料になるものを作るアルバイトもしています。子ども向けアトリエの講師としても活動中。おうちや住宅街の写真を集めたり、生活感あふれるものを観察することが大好きな方です。
 
 いつもは喫茶店で打ち合わせをしていましたが、あるとき、偕成社で打ち合わせをしたときに、すずきさんが持ってきてくださったのはコーヒーゼリーと「アーモンド効果」。コーヒーゼリーを持参する著者の方は後にも先にもないかも・・・と思い、写真を撮ってしまいました。
 
テーブルにならぶコーヒーゼリーと飲み物の写真
 
 絵ができあがる頃、デザインをだれにお願いしようと考え、坂川事務所の坂川栄治さんのところへ行きました。こちらは、坂川さんのところへ行く前に仮に要素を置いてみたもの。堂々としてインパクトのある表紙になるといいなあ・・・
 
さかさまたんけんたいの表紙ラフ
 
 できあがった表紙はこちら! さすが! 楽しそうでインパクトの強い表紙になりました! 赤く出すぎかな〜と思っていたほっぺも、「このぐらい強いほうがいいです」と坂川事務所のデザイナー鳴田さんからアドバイスがあり、それも正解でした。
 
さかさまたんけんたいの本
 
 『さかさまたんけんたい』はアイデアが楽しい作品ですが、書店での展開もアイデアいっぱいの一冊。ディスプレイされた書店の写真を見て、「だれが考えたの?!」と思わず販売担当にきいてしまいました。なんと、本がさかさまに置かれています! こちらはジュンク堂書店 池袋本店さん。
 
書店でのディスプレイ写真
 
 こちらは丸善 丸の内本店さん。こっちもさかさまに置かれてる! 書店員さんによるアイデア、すばらしい。これは思いつかなかったー。
 
書店でのディスプレイ写真
 
 本のうえにあるパネルは、偕成社販売部によるもの。くるっと回転して、部屋の絵をふつうの見方にしたり、さかさまにしたりして、「さかさまの世界」を体験できるようになっています。作っているようすを見に行ったときは、「美術さんなの・・・?」と本当にびっくりしました。写真の手前にあるものは販売部Oさんによる設計図、美しいです。
 
ディスプレイを作る作業台と設計図の写真
 
 空想したり、とことん好きなだけ遊んだりする子どもの時間を応援したい、そんな思いもこめた『さかさまたんけんたい』。子どもたちがじぶんの家で「さかさまたんけん」をはじめてくれたら楽しいなあ!と思っています。
 
(編集部 小宮山)

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小学校で絵本読み聞かせをしています。「いじめ」の本当にあったお話、よみはじめるとシーンとなり、悲しそうな顔になります。作者の思いがそのまま大勢の子どもたちにひびきます。このほんを知って書店に注文しました。(60代)

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