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編集部だより

棚田へGO! 春

 みなさんこんにちは。ここのところランニングの調子がいい、編集部の藤田です。あっというまに梅雨がやってきましたね。初夏の陽気の日もあって走るには最高です。どんな季節天気でも走るのは最高ですが。

 昨年の秋にも私の稲作についてお届けしましたが(棚田へGO! 秋)、私は6年ほど前から栃木県茂木町の「田んぼオーナー制度」に入会し、月に1回通っています。今回は、5月の田植えをお届けします。田んぼの広さは、2.5ha(25,000㎡)ほどで、山肌をなでるように田んぼがひらかれています。
 
ワイドでうつした棚田
 
 参加したのはおよそ120人、オーナーの家族とそのお知り合いです。さっそく、作業をはじめます。まずは、稲を効率よく植えるためのライン引き。
 
泥の田に木でできた線引き棒で、線を引く
 
 準備ができたら田植え開始! 苗をまとめて、20cmほどのあいだをあけて植えていきます。
 
稲の株をもつ手と田んぼに植えられた稲
 
 この束から3、4本抜いて植えます(右下に植えられているのがそれ)。ちょっと頼りない気もしますが、稲にはぶんげつといって自ら株を太らせる力があります。なので、これぐらいがちょうどいいとのこと。1列植えるのにおよそ20~30分ほどでしょうか。じっさいには3列ずつまとめて植えます。
 
田植えする親子
 
 おだやかな天気の日、山の中でウグイスの声を聞きながら、泥に足をうずめながらていねいに植えていきます。
 
田植えする女性。泥に足をつけている
 
 ふと顔をあげると、いつのまに苗が美しい線を描いていて、自分で植えたのですが、つかのま見ほれてしまいます。ああ、幸せだなあ。と思う瞬間です。
 
整然と一列に植えられた稲
 
 こうして午前中にすべての田植えが終了しました。人数が多かったこともあり、意外にあっという間でした。前回の稲刈りと脱穀の作業とはちがって、ひたすら植えるだけですが、ふだんコンクリートに囲まれて仕事をしている私にとっては大きな気分転換となります。
 
あぜみちでやれやれと休む人たち
 
 さあ今年も豊作といくのでしょうか。楽しみです。
 
山間地の棚田をひろい角度で撮影
 
 田んぼオーナー制度は日本中で行われているので、みなさんも興味があればぜひ参加してみてくださいね! 
 
偕成社のお米・田んぼの本はコチラ!
 
シリーズ「虫から環境を考える」4
『田んぼでくらす虫たち』
写真・文/海野和男
 
シリーズ「おいしいごはんができるまで」1
『〈お米から〉そだてるおにぎり』
文/真木文絵 写真・絵/石倉ヒロユキ
 
 
(編集部 藤田)

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