朱川湊人
小手鞠るい
瀧羽麻子
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
56件
絵本&読み物案内
『ハリネズミと金貨』(ウラジーミル・オルロフ 原作/ヴァレンチン・オリシヴァング 絵/田中 潔 文)は、ウクライナの児童文学作家が遺した物語に、現代ロシアを代表するアニメーターが絵を描きおろした、じつは日本オリジナルの絵本。ハリネズミと動物…
作家が語る「わたしの新刊」
たのしいことばあそびの森を舞台にした、『へんてこもりにいこうよ』にはじまる、「へんてこもりのはなし」シリーズの第6巻目は『へんてこもりのころがりざか』。シリーズ13年ぶりの続刊となった本書について、作者のたかどのほうこさんにお話を伺いました…
絵本&読み物案内
中国唐代の詩人、柳宗元の漢詩をもとに、ユリー・シュルヴィッツが描いた『よあけ』(福音館書店)に感銘を受け、いつか自分でも夜明けの絵本を描きたい、とずっと思っていたあべ弘士さん。その想いがかなって描きあげた渾身の一作が『よあけ』(あべ弘士 作…
絵本&読み物案内
5月から6月ごろにお店に並びはじめる、やさしい産毛に包まれた、ぴかぴかの青梅たち! さわやかな梅の香りをかぐと、初夏の訪れを感じます。絵本『はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう』(髙野紀子 文・絵)は、“梅しごと”初心者の方にぜひおすす…
作家が語る「わたしの新刊」
『いつかまたあおうね』(パット・ジトロー・ミラー 文 /スージー・リー 絵/かみやにじ 訳)は、離れている大切な人に会いたい! その気持ちがたっぷり描かれた作品。絵本のなかにちりばめられた窓あきのしかけが遠くに住むふたりをつなぐ、切なくや…
絵本&読み物案内
『しょうてんがいくん』(大串ゆうじ 作)の舞台となるのは、欲しいものならなんでもそろうショッピングモール。八百屋、玩具屋、美容室など昭和を思いおこさせる専門店が合体した、わくわくするような場所です。でも、ここは近未来空間。どの店も一筋縄では…
絵本&読み物案内
出久根育さんは、チェコ・プラハ在住の絵本作家。スロバキアの絵本作家ドゥシャン・カーライに師事した経験をもち、日本人離れした独創的なイラストが魅力です。今回は初期作品にあたる、ブラチラバ世界絵本原画展でグランプリを受賞した『あめふらし』(20…
絵本&読み物案内
少女のまっすぐな眼差しと、その瞳に映り込む光が印象的な絵本『ダーラナのひ』(nakaban 作)。ひとり旅の途中で浜辺に立ち寄った少女が、焚き火をとおして「いつか、どこかにいた自分」を思い出す、ゆったりとしたひとときを味わえる一冊です。
絵本&読み物案内
冬は夜が長く、寒い季節です。そのぶん、あたたかさに触れたときの喜びは、他の季節よりも大きいもの。大切な誰かとの時間も、より濃密に感じられます。『わたしのバイソン』(ガヤ・ヴィズニウスキ 作/清岡秀哉 訳)で主人公の少女とバイソンが過ごしたの…
作家が語る「わたしの新刊」
『むげんことわざものがたり』は、これまでに『しょうてんがいくん』『やまがみさまのきょだいべんとう』など、独自の世界が広がる絵本を描いてきた、大串ゆうじさんの最新作。大串さんが得意とするギミックのアイデアでことわざや慣用句をつなげて、一つの物…
絵本&読み物案内
「わたし」は5人きょうだい。つまり、ケーキもりんごも牛乳も、1つのものを5人でわけなくてはいけません! 自身も5人きょうだいの次女として育ったキム・ヒョウンさんによる『わたしたちのケーキのわけかた』(おおたけきよみ 訳)は、きょうだいでの「…
作家が語る「わたしの新刊」
お友達のお誕生日祝いに、お母さんが作ってくれたお人形。かわいい包み紙に包まれたそのお人形をしっかりだいてパーティに向かう途中、中からカサカサと音がして……。子どものころの思い出が元になったという『わたしのおにんぎょうさん』について、出久根育…
絵本&読み物案内
絵本作家・画家として活躍する飯野和好さんは、秩父の山間の小さな集落で育ちました。そんな飯野さんが少年時代を振り返り、家族と動物たちと過ごした自給自足の生活を描いたのが、『ぼくとお山と羊のセーター』です。今回は、第70回産経児童出版文化賞タイ…
作家が語る「わたしの新刊」
“梅しごと”とは、梅の実でさまざまな食べ物、飲み物をつくる手仕事の総称。「やってみたいけど、実際にやったことはない」という方も多いのではないでしょうか。髙野紀子さんが文と絵を手がけた『はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう』は、そんな方…
絵本&読み物案内
働きもののトガリネズミは、毎日きまった予定をこなし、つつがなく暮らしています。でも、そんな日常の中には、幸せが散りばめられているのです。きょうは、日々を大切にしたくなる、みやこしあきこさんが初めて手がけた絵童話をご紹介します。
編集部だより
「絵本の編集者の宝物とは、なにか?」と問われたら、即答しましょう、それはダミーです! ダミーとは、作家さんや画家さんの御原稿やラフスケッチを仮レイアウトして、かんたんに本の形にしたもの。それをパラパラと何度もめくって読みながら、話の流れはス…
作家が語る「わたしの新刊」
毎朝決まった時間に起きて会社に行き、お昼にお弁当を食べて、帰りにはお気に入りのパン屋に寄る……。そんなささやかで、小さな幸せにあふれたトガリネズミの日々を描いた『ちいさなトガリネズミ』。絵本作家、みやこしあきこさんが手がけるはじめての絵童話…
作家が語る「わたしの新刊」
海でのんびり暮らしていたナマコのばあちゃん。ところがある日、海の底がもんどりうって、でんぐりかえった! めちゃくちゃになった海の中で、ナマコのばあちゃんがしたことは……? ナマコが大好きで、独自のナマコ研究をつづけてきた絵本作家・こしだミカ…
絵本&読み物案内
鳥の巣というと、何を思い浮かべますか? 細い木の枝や枯葉を組み合わせてできた、お椀型のものを想像する方が多いのではないでしょうか。実は、そのような鳥の巣は、数あるなかのほんの一部。今回は、絵本作家であり、鳥の巣研究家でもある鈴木まもるさんが…
絵本&読み物案内
みなさんは、ナマコがどうやって生きているか、ご存じですか? 料理でもおなじみのナマコには、実は驚きの特徴がたくさんあります。これは、ナマコ研究の第一人者である本川達雄さんが奥深いナマコの世界をわかりやすく解説した、世にもめずらしい絵本です。…
編集部だより
著者の三輪一雄さんの作品は、いつも「興味をもつ」ってこんなにおもしろい。ということを教えてくれます。ふと気になったことに目を向けてみる、調べてみる、考えてみる。「きゃっ! ちょっと気持ちわるいなあ」と思う虫にも、ぜひ心を寄せてみてください。
絵本&読み物案内
チャイコフスキーのバレエ音楽として知られる「くるみ割り人形」。ホフマンの童話をもとにしたこの音楽は、クリスマスシーズンの定番でもありますね。今回ご紹介する『くるみわりにんぎょう』(ホフマン 作/山主敏子 文)は、『ぐるんぱのようちえん』(福…
作家が語る「わたしの新刊」
数年の歳月をかけて完成した『ダーラナのひ』は、焚き火を描いた絵本です。幻想的でうつくしいこの世界がどのようにしてつくられたのか、nakabanさんにお話をうかがいました。
書評コーナー『わたしのバイソン』( ガヤ・ヴィズニウスキ 作 清岡秀哉 訳)
野生動物の撮影を続けて約20年になるが、凍てつく冬の森で、バイソンと出会ったことがある。気温はマイナス30度。粉雪の舞い降りてくるどんよりとした空の下、膝下まで埋まる雪の中を、バイソンは一歩一歩、雪煙を巻きあげながら近づいてきた。
編集部だより
こんにちは。編集部の丸本です。 編集部に入って、かぞえてみると今年で9年目。まだまだ少ないながら、いろいろな本を担当してきました。きょうはこれまでに担当してきた本のことや、11月に出るnakabanさんの新刊『ダーラナのひ』についてお話しま…
今ではこの本を読むとトイレに行って自分も「う〜ん」と言っています。そして、トイレの便座に座って「うんち本」と言って読んでもらうのを楽しみにしています。楽しくトイレの練習ができるのでありがたいです。私たちが子どもの頃から愛される理由がわかりました。(2歳・お母さまより)