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今週のおすすめ

知って楽しい鳥の巣の世界! 鳥の巣研究家・鈴木まもるさんの本

鳥の巣というと、何を思い浮かべますか? 細い木の枝や枯葉を組み合わせてできた、お椀型のものを想像する方が多いのではないでしょうか。実は、そのような鳥の巣は、数あるなかのほんの一部。今回は、絵本作家であり、鳥の巣研究家でもある鈴木まもるさんが描く、めくるめく鳥の巣の世界が楽しめる本をご紹介しましょう。

鳥の巣いろいろ

 『鳥の巣いろいろ』では、さまざまな形態の鳥の巣を紹介します。

 鳥が卵を産むときにつくるのが、鳥の巣。実は鳥の巣のかたち、大きさ、材料、また巣をつくる場所、つくり方は、鳥の種類によっていろいろです。たとえば木の枝や枯葉を使って巣をつくる鳥もいれば、コケや羽を使ったり、土をかためてつくったり、あるいはヘビの抜け殻でつくる鳥もいます。かたちもいろいろで、お椀型のもあれば、まんまるのボールのようなかたち、横や縦に細長いかたちの巣も!

ふたがついている巣や、屋根、ベランダがついている巣も!

 鳥はなぜ、こんなにいろいろな巣をつくるのでしょう? 巣は鳥にとって、いちばんたいせつな卵やヒナを安全に育てる場所です。巣は、敵におそわれないよう、また寒さから卵やヒナを守るためにつくるのです。そして鳥の種類によって、いろいろなくふうをします。

ふしぎな鳥の巣

 『ふしぎな鳥の巣』では、一風変わった鳥の巣を紹介します。

 これは、なんだと思いますか?

 答えは、東南アジアにすむ、キムネコウヨウジャクという鳥の巣です。ヤシの葉をこまかくさいて、かごのようにあんであり、なかはこうなっています。

 キムネコウヨウジャクがすむところは、ヘビやサルなど、鳥の卵やヒナを狙う動物たちがたくさんすんでいるので、襲われないように、水辺の高い木の枝先にこんなかたちの巣をつくるようになったといいます。

 それぞれ巣のかたちが違うのは、鳥がくらすまわりの環境や、敵の種類に合わせた工夫をこらしているからなんですね。

ほかにこんな本も!

鳥の巣ものがたり

 さまざまな鳥の巣を通じて、鳥の子育てのようすを描きます。卵やヒナの命を大切に守る親鳥のすがたや、ヒナが飛ぶ練習をして、巣立っていくまでは、人間の子育てにも重なるものがあります。

ぼくの鳥の巣絵日記

 「ぼく」の視点から、家のまわりにすむ鳥たちの四季折々のすがたを定点観測でとらえます。作者の鈴木さんが山暮らしをするなかで、見たり感じたり調べたりしたことを集めて描いた、絵日記風の絵本です。

日本の鳥の巣図鑑全259

 日本で営巣する鳥たちの巣をぎゅっと259種類紹介した、まさに鳥の巣研究家・鈴木まもるの集大成! 巻末には「日本の鳥の巣地図」や鳥の名前から引ける索引もついており、知りたい情報を調べることができます。

 いかがでしょうか。この記事を読んで、本物の鳥の巣が見たい! と思われた方は、ぜひまわりで探してみたり、博物館などに足を運んでみてくださいね。

この記事に出てきた本