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今週のおすすめ

「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビによるゆかいな絵本!『もぐらバス』

あたたかい春の日。とある家の犬が、ときどき地面にむかってほえています。なぜかって? それは……地面の下を、バスがはしっているから! もぐらの建設会社がほった、ぐねぐねのトンネルをはしる「もぐらバス」。地面の下には、どんな世界が広がっているのでしょうか? 人気番組「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビによる、ゆかいな絵本をご紹介します。

 
「つぎは ものおきのした ちょうめ」地面の下をはしる、もぐらバス!

 ある平凡な町。実はその地面の下には、別の町がありました! そこには、もぐらの建設会社がほった、ちいさなトンネルがはりめぐらされています。


 もぐらバスは、トンネルをいったりきたりして、ねずみ、すずめ、とかげ、かめ、かえるなどの乗客を乗せてはしります。
 
 「つぎは ものおきのした ちょうめ ものおきのした ちょうめ ていしゃします」
 もぐらの運転手の声でバスがとまり、いえねずみのおくさんが乗ってきました。料金は、1回1円です。


もぐらバス、急ブレーキ! 道路のまんなかにあったのは?

 「だれかんちのにわ ちょうめ」「ひょうたんいけと、ユニークな名前のバス停をめぐっていくもぐらバス。ところが、キキキーッ!! 突然、急ブレーキで止まりました。一体どうしたのでしょうか!?
 
 もぐらの運転手がおりてみると……なんと、大きなたけのこが顔を出していました!
 
「これは これは たいへんだ!
あさ とおったときには なかったのだが」
 
 たけのこは、あっという間に大きくなりますからね。

 さて、急いで道をあけなくてはいけません。無線連絡でやってきた、もぐら建設の「あなほりがかり」が、せっせと穴をほります。
 
 事情をきいた乗客は、
「たけのこじゃ しかたない」
「たけのこじゃ しかたない」
と、のんびり車内で待つことにしました。
 
 さあ、どうやらとっても大きそうなたけのこ、無事にほりおこせるでしょうか?
 

著者の人は、「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビ!

 著者の佐藤雅彦さん(原案)、うちのますみさん(文・絵)は、人気番組「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビ。ユニークな設定やお話が、番組をほうふつとさせます。そして、のんびりやさしい、地面の下の住人たちには、大人も思わずにっこり! いそがしい毎日をおくる私たちも、「たけのこじゃ しかたない」の気持ちを持って、おだやかに春を過ごしたいですね。
 

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今日の1さつ

山本容子先生の絵が大好きでいろいろ集めています。ストーリーがまた愉快で壮大でワクワクします。どこからこんな楽しいお話が出てくるのでしょうね。絵がすばらしいのはもちろんです。花も動物も一人一人がちがう表情をしていて、見飽きません。すばらしい絵本をありがとうございます。(80代)

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