いつもの見慣れた公園。わたしはよくお散歩にきています。すごく暑くて、ジージーミーミーと大きな声でセミが鳴いていて、となりのグラウンドではソフトボールの熱い試合がおこなわれていました。ひさしぶりにキャッチボールがしたくなるような夏の日です。

今日はキャッチボールではなくて、ちょっとしゃがんでみましょう…
地面はこんな感じ。
そのまま前をむくと…
あれ、なんかすごい!
いつもの景色が、まるで別の場所みたいです。動いてみるともっとふしぎなんです。
そこには、ジャングルがありました。草が木みたいにそびえていて、葉っぱのむこうはなにがあるかぜんぜんわかりません。茂みをかきわけながらすすんでいくと、本当にジャングルを探検している気分です。おもしろい…! 汗だくでどんどん進んでいきたくなります。
正直、かなりあやしい人みたいになっています。もうしゃがむというよりはうつぶせに近い。草が顔にはりつく。あとなんかトゲのある植物があってたまに痛い。でもなぜかおもしろくてやめられません。
どうしてこんなことをしていたかというと、それはこの夏、1冊の絵本を編集していたからです。『ちいさなむしのテオ いちにちだいぼうけん』。小さな虫のテオが、家のまわりの森をおさんぽしている間に、いろいろな生きものに出会う冒険物語。絵本を作っているうちに、「テオの見ている景色をわたしも見てみたい!」そう思ったのです。
たぶん、テオが見ていたのはこんな景色。
こんど公園に行ったら、いちどだけしゃがんでみてください。そこには、テオが見ている世界があるかもしれません。そのまえに、絵本で予習していくのもおすすめです!
2026年7月発売
キノコをたべ、キノコのいえでくらすデオキノコムシのテオ。きょうは森へおさんぽに出かけます。わたげのついたたねをひろい、カエルにおどろき、クモに追われて大ピンチ。ケラの子どももあらわれて……。小さなむしの目で見る森は、ドキドキと発見でいっぱい。テオといっしょに、にぎやかな森の1日をのぞいてみよう!
本のいたるところに生きものがいるよ! 最後にある図鑑を見て、絵の中にいる生きものを探すのもたのしい絵本。
(編集部 秋重)