icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_hatena_01 icon_line_01 icon_pocket_01 icon_arrow_01_r

今週のおすすめ

五感をつかって虫を発見! 夏、虫とりに出かけたくなる絵本『なんだ これは』

夏は虫とりの季節ですね。虫を見つけるコツは、自分の五感をつかうこと! 『なんだ これは』(横山寛多 作)では、「なんだ あれは?」「なんだ この音は?」と、キョロキョロまわりを見たり、音を聞いたり、匂いをかいだりしながら虫を見つけていきます。

虫とりにでかけよう! 山の雑木林には、虫がいっぱい。

 夏になる直前のころ、山にはいろんな虫がいます。出かけていくと、さっそく、葉っぱの向こうに何かがいるのを見つけました!
 

「なんだ これは?」

葉っぱの裏を見ると……、そこにいたのは、ゾウムシでした! 口が長く、見た目がゾウのような虫です。つづいて耳に聞こえてきたのは、ブーンという大きな音。「なんだ この 音は!」
 
 
 音のした方へ行ってみる、カナブンが飛んできた音だとわかりました。カナブンは、飛ぶのがうまい虫なのです。
 ほかにも、きらりと光る何かを追いかけて虫をつかまえたり、ふしぎなにおいをたどって虫が集まっている場所を見つけたりと、自分の身体の感覚を使いながら、虫を見つけていきます。

本にでてくる虫・生きものが巻末でわかる! どれも作者が実際に出会った虫

 本作では、お話パートのあとの「この本にでてくる生きもの図鑑」で、7ページに渡って本に登場した虫や生きものが紹介されています。どの場面にどの虫がでてきていたか、もう一度ページをめくることで、絵本の中でも虫探しを楽しむことができます。

 登場する虫はどれも、本作の作者で生き物が大好きなイラストレーター 、横山寛多さんが実際に出会った虫です。横山さんが住む神奈川県の海沿いの町の雑木林などで、4〜8月に見つけたものです。あとがきで横山さんは、「もちろん、1日でぜんぶの虫に会えたわけではありませんし、いちど出会ってから何年も会えてない虫や、この本にのせられなかった虫もいます。いつ、どこで、どんな虫に会えるかわからないのも、虫とりのたのしみです。」と書いています。

 また、本の両見返し(表紙・裏表紙をめくったところ)には、もちもの、服装、虫が見つかる意外な場所など、虫とりに役立つ情報がまとめられています。
 
 外に出かけて虫を探してみたくなる一冊です。探す際は、ぜひ五感をつかってみてください!

この記事に出てきた本

バックナンバー

今日の1さつ

ぬまの100かいだてのいえのさがしものクイズもけっこうむずかしかったけどたのしかったきもちもあったりでうれしかった。100かいだてのいえのなかでいちばんすきだった。(6歳)

pickup

new!新しい記事を読む