2024年9月に出版した『かおたいそう』のキャッチコピーは、「0歳のかたも、100歳のかたも、どうぞごいっしょに」。お子さんのいるご家庭で読んでいただくのはもちろん、園や学校、施設やイベントなどで、たくさんの人がいっしょに楽しんでくれる場面を思い描きながら作った絵本です。
刊行後1年くらい経ったとき、名古屋の保育園の先生からこんな愛読者ハガキが届きました。
「書店でこの絵本を見つけて、立ち読み。その瞬間、ふきだしそうになりました!『絶対に子どもたちが気に入る』と思い、購入。2歳児クラスで読むと、子どもたちがすぐに顔まねをしました。その顔がかわいくて、おもしろくて、読んでいるみんなが(子どもも大人も)笑顔になりました。読み終わるとすぐに『もう1回』のアンコール。その日だけでも10回くらいくりかえし読んで、大人気でした」
さらに、かおたいそうをしている子どもたちの顔があまりにかわいいので、子どもたちの写真で実写版「かおたいそう」の絵本を作りました、とあります。なんてナイスなアイディア!
嬉しくなって、ハガキを送ってくださった先生にお礼のメールをしました。するとすぐにお返事があり、その実写版「かおたいそう」の写真が送られてきました。それがもう傑作で……。
今回とくべつに掲載許可をいただいたので、どうぞご覧ください!

最初に作ったものはあまりに読みすぎてボロボロになり、なんと第2版までできたそう



先生がたが盛りあげてくださったおかげで、こちらの「こととも保育園しかやま」では『かおたいそう』がみんなのおなじみになり、「すっかり子どもたちの日常にとけこんでいますよ」とのことで、その後のようすも教えていただきました。
あるときには、絵本『ぽんちんぱん』(福音館書店)のフランスパンの顔をみて「ひょいやの顔だ」と子どもたちがいいだし、みんなでかおたいそうが始まった、とか。またあるときには、鼻の下に小さなけがをした子がいて、絆創膏を貼ろうとした担任の先生が「のーんの顔して!」といい、その子は上手に鼻の下を伸ばして、ぶじ絆創膏を貼ってもらえた、とか。
「担任が、自然に『のーん』というワードを使っていて、笑ってしまいました。『のーん』が共通語になっています!」と、先生からのコメントでした。
お正月には、クラス担任の先生が今度は「かおたいそう福笑い」を作ってくれました。


すると、おままごとでおせち作りをしていた女の子が、福笑いのまゆげと知らずに「海苔も入れよう」とまゆげをお重に入れ、目や鼻もおせちに入れて……あれれ、気づけばキャラ弁ならぬ、キャラおせちの出来上がり!


写真にうつっている絵本は『おせち』(内田有美 文・絵、満留 邦子 料理、三浦 康子 監修 福音館書店)
届いた先でいろんな人の遊び心や発想力に助けられ、生活の中になじんでいく。そんな幸せな本の行方を知ることができて、ほんとうに励まされる出来事でした。
編集部 矢作
※ご留意ください! こちらの件は教育機関内での創作であり、在籍園児に向けた対面使用であることから、著作権上問題ないと判断しましたが、教育機関外での創作や対面以外でのご使用、また創作物をウェブサイトやSNSで公開する場合、権利者への事前許諾確認が必要です。ご留意いただけますと幸いです。



