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満月の日にだけひらかれる、特別なお祭りへようこそ!『ピージョのごちそう祭り』

まんまるのお月さまが夜に輝く満月の日は、月を眺めるだけで気持ちが明るくなります。『ピージョのごちそう祭り』(川端 誠 作)にでてくるピージョという国では、満月の日は風変わりなイベントがあるそう。それは、4つの村をあげたせいだいな「ごちそう祭り」! いったいどんなお祭りなのでしょう? ちょっとのぞいてみましょう。

春と秋の満月の日の「ごちそう祭り」

 ピージョという国には、4つのおおきな村があります。

 東に草原のシャオヤン。
 北に山すそのシャングー。
 西に森にかこまれたセンリン。
 南に海のあるナンダーハ。

 春と秋の満月の日は、この4つの村で、それぞれの村の食材をつかった、「ごちそう祭り」がひらかれます。このお祭りの盛り上がりどころは、どの村の料理がいちばんか、子どもたちが選ぶコンクールがあること! 子どもも大人も村をまわり、料理を食べくらべます。

 そこで、かかせないのが、この国の魔法の飲み物「ピージョ」。大人にはピージョ、子どもたちにはあまみのある「サンピージョ」がふるまわれます。なにが魔法かって、どんなに食べてもあっというまに消化を助けておなかがすいてくるのだそう。だからいろんな料理をどんどん食べて、食べ歩くことができるのです。

色はみどり色。いったいどんな味がする飲み物なのでしょうね。

 さて、今年はどんな料理がふるまわれ、どの村がいちばんとなるのでしょう?

こんなお祭りがあったなら!

 この日をむかえた村の人たちのようすは、こんなふうに書かれています。

「大人たちは、かいじょうセッティングに大いそがし」
「夜の大ごちそうのまえに、子どもたちはみんなであそび、ひるねをします。」

 きっと、ふだんは大人ははたらいたり、家のことをしたり、子どもは学校へ行ったりと、それぞれの用事があるはずです。けれども、ともかくこの日は、ピージョの国じゅうの人が、お祭りのために全エネルギーを投入するのですね。国一丸となって、心の底から楽しめるお祭り、自分の国にもあったらなあ、と思わずにいられません。

 このお祭りが盛り上がる理由は、なんといっても「食べる」という、きっと誰もが好きなことがお祭りの中心になっているからなのでしょう。

 どこかにあるピージョの国のお祭り、絵本で参加してみてくださいね。

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作者の、こういうお話があったら面白いな、こんなことあったらすてきだな、という気持ちが収められた、色とりどりのびんづめを眺めているような物語集でした。(30代)

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