みなさんには、仕事に欠かせない「ひみつ道具」ありますか? いろんな職業の方の「道具」、ふだんなら「知りたい!」と思う側ですが、きょうは編集の仕事で欠かせないものを紹介しようと思います。
……と書き出したものの、本当はこだわりの道具がぜんぜん思いつかず。絶対にこれでないとイヤという文房具などもなく、あるものをなんとなく使っています。でも、これではお話にならない! ということで、毎日使っているものを考えてみることにしました。
毎日使っているものといえば。
①Dropbox
うーん、夢がないかも? Dropboxは、インターネット上でファイル管理や共有を行える、大変働き者の便利なサービス。コロナ禍で、どこでも仕事ができるようにするため、また編集部内、著者の方々とやりとりするため、日々絶対に欠かせない道具です。では次!
②ノート ③えんぴつ
いきなりアナログですが、ノートとえんぴつ。これも欠かせません。
ノートは上に日付を書き、1日1ページ使うルールに。すかすかでも、ぎゅうぎゅうでも、1ページと決め、後で書いたことを探しやすくしています。
さらさら書いたり、さっと消したりするのにいいのは、やっぱりえんぴつ。ペンだと後で読み返すときに強すぎだし、「あーでもない、こーでもない」と決まらないことを考えるにはえんぴつがいいです。でも、「絶対このえんぴつじゃないと嫌なのよ!」というのはなく、そのあたりに転がっているのを使うので、「きょうは薄いなー(Hのえんぴつ)」「やたら濃いな、どこからきたんだ?(4B)」「とがってないけど、まあいいか」というように、適当に使っています。次は大物です。
※偕成社のえんぴつ事情については、ぜひ
こちらの記事もご覧ください!
④編集部の作業台
みんな大好き、作業台。在宅勤務をする日があっても、やっぱり会社に行かないと作業ができないと思うのは、この作業台があるからというのは、かなりあります。原画をならべたり、絵本の色校を広げたり、集中してゲラを読むときに使ったり、編集と販売部の打ち合わせに使ったり、できあがった本を発送する準備をしたり、イベントの準備をしたり、お昼ごはんを食べたり、いただいたお菓子を「ご自由に」と置いておいたり、カマキリの飼育ケースを置いたり、使い方はあなた次第! コピー機が近く、自然と編集部のメンバーでおしゃべりがはじまるレイアウトになっているのもいいところです。
作業台の近くにあるコピー機。「ゲラよみ表」は、編集部内で、自分が担当していないゲラを読みあって意見を出すための当番表です。
『おめんです3』の色校(色をチェックするために、印刷所が出してくれる紙)をチェック中。
ということで、毎日の仕事に欠かせない物たちでした! 実はこのテーマ、続きます。次の編集メンバーの「ひみつ道具」はなんでしょう? お楽しみに!
番外編:「Vコーン」のなぞ
出版社で多く見られる水性ボールペン「Vコーン」。今回、「ひみつ道具」を考えるにあたって、このペンも頭に浮かびました。わたしの調べでは、出版社3社に常備してあるペン。気がつくと、ペン立てに何本も何本もささっていることも。インクが染み出してしまったことが何度かあり、それ以来私は、「怖いペン」として、なるべく持ち歩かないようにしていますが、それでもやっぱりそばにいる「Vコーン」。なぜか出版社で愛されるペンのようです。
PILOTの水性ボールペン「Vコーン」
(編集部・小宮山)