こんにちは。編集部の小宮山です。東京もすっかり秋の空になり、もうすこししたら町はハロウィンの雰囲気になってくるころ。
ハロウィンといえば、カボチャ、オバケ、ドラキュラ、いろいろイメージが浮かびますが、「魔女」も代表選手。みなさんは、魔女といえば、どの魔女を思い浮かべますか?
きょうの編集部だよりでは、偕成社の絵本にでてくる魔女たちを紹介しようと思います。まずひとりめ!
マジョンナさんです。三つ編みが4本もあって印象的、そしてストライプのくつしたがかわいい魔女です。
『となりのまじょのマジョンナさん』(ノーマン・ブリッドウェル作、長野ヒデ子絵、ながつきるり訳)にでてくる魔女は、とっても陽気で、現代的。スーパーマーケットへ買い物に行くし、トラックを使ってお引っ越しします。
うらやましいのは、こんなことにも魔法が使えるところ。お酒飲みながら読書している間に、部屋が片付いているようです(あ、マジョンナさんが読んでいる本は『せとうちたいこさん』だ)。
マジョンナさんのおうちはこんなようす。面白そうです。
となりのお姉さん風のマジョンナさんでした。
つぎはこちら。『おばけやしきへようこそ!』(キッキ・ストリード作、エヴァ・エリクソン絵、オスターグレン晴子訳)の魔女です。こんどはしっかり怖そうですが、どうでしょう?
森で両親とはぐれ、道に迷った女の子が、一夜の宿として訪れたのはなんとおばけ屋敷。魔女たちはあの手この手で女の子を怖がらせようとします。でも女の子は、どんなものを見てもちっとも怖がらなくて・・・という楽しいお話。
がっかりしている魔女がかわいいです。
魔女たちが住むお屋敷はこんなようす。
一見おそろしそう、でもなんだかかわいい、『おばけやしきへようこそ!』の魔女たちでした!
つぎはこの魔女! 今度こそ、怖そうです!『まじょまじょランド』(ませぎりえこ作)の魔女です。
主人公のさくらちゃんとるりちゃんが、「アブラカタブラ・・・」と呪文をとなえると、ふたりはあっというまに魔女の国へ! そこでねことぶたに姿を変えられてしまったふたりは、魔女の命令にしたがってスープ作りをします。
さくらちゃんとるりちゃんをこき使うのがこの魔女。バサバサの髪や紫色のつめがこわいですね〜。
魔女たちが住む「まじょまじょランド」はこんなようす。まるで魔女のぼうしのようなとんがり屋根が楽しい。
けっこう怖い魔女が登場する『まじょまじょランド』は、9月中旬発売です。ぜひ見てみてください〜。
どの絵本も、ハロウィンを過ぎても、一年中楽しい作品。偕成社には、絵本のほかにも魔女がでてくる作品があれこれありますよー。
個性豊かな魔女を紹介してきましたが、「魔女といえばどの魔女を思い浮かべる?」ときかれたら、やっぱりわたしは、おかしのCM「ねるねるねるね」の魔女ですかねー(!)。みなさんにとっての魔女のイメージはどんなでしょう? ぜひ教えてくださいね!
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あ! もうひとつ重要なお知らせが。11月にでる本にも、すてきな魔女のお母さんとその娘がでてきます。『まじょのむすめ ワンナ・ビー』(竹下文子作、種村有希子絵)です。
こちらはまだ色校の段階なので、ちらっとだけ。黒いぼうしの中がピンク色で、洋服もかっこいい、なんだか新しい魔女のすがたです。
くわしくはまた紹介しますね! 一言では語れないぐらい、とってもいいお話なんです。
魔女いろいろでした。それではまたー!
(編集部・小宮山)