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本のイベント

世田谷文学館「石黒亜矢子展  ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」に行ってきました!

2023年4月29日(土・祝)~9月3日(日)まで世田谷文学館で「石黒亜矢子展  ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」が開催中です。石黒亜矢子さん初の大規模個展となる本展に伺ってきました。

入り口から胸が高まる!

展覧会の入り口にかまえていたのは、大きなやぐら! 煌々とかがやく提灯がずらりと並び、両脇には化け猫が鎮座しています。暖簾をくぐると、石黒亜矢子さんがつくりだす、色彩豊かなあやかしの世界が広がります。

偕成社が刊行する絵本では『おろろん おろろん』の原画が展示されています。『おろろん おろろん』は、妖怪のこどもたちが、大人のまねをして「おろろん」(=百鬼夜行)をするお話。実在する妖怪の子どもから、石黒亜矢子さんオリジナルの妖怪の子どもまでずらりと並ぶ、ポップでキュートな作品です。

写真右が『おろろん おろろん』の絵本原画。奥には百鬼夜行の妖怪たちの絵が並ぶ。

作品ごとに異なる世界が広がる

ほかにも、作品ごとにさまざまな趣向をこらした展示がつづきます。

『いもうとかいぎ』(ビリケン出版)はかわいらしいピンク色を基調とした展示。

『どっせい! ねこまたずもう』(ポプラ社)の展示。壁に書かれた言葉が楽しい。

化け猫をモチーフにしたかわいい団扇!

本展では、描きおろしの新作約20点を含む500点あまりが飾られています。絵1枚1枚の細かい描き込みをじっくりと見るならば、ぜひたっぷりと時間をとってお出かけください!

美しく愛らしく、ちょっぴり不気味な石黒亜矢子さんのあやかしの世界をぜひご堪能ください。

最後に。『おろろん おろろん』に出てくる真っ赤な太陽……ではなく、おそろしげな月が、会場のどこかで見られます。ぜひ探してみてください。

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今日の1さつ

推理小説で、怪奇小説で、歴史小説。なんて贅沢な一冊!そしてどの分野においても大満足のため息レベル。一気に読んでしまって、今から次回作を楽しみにしてしまってます。捨松、ヘンリー・フォールズなど実在の人物たちに興味が湧いて好奇心が刺激されています。何よりイカルをはじめとするキャラにまた会いたい!!(読者の方より)

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