こんにちは。編集部の丸本です。
桜も咲いて、すっかり春!ですね。花粉症もたいへんですが、外を歩くのがたのしい季節になりました。
編集部の仕事というと、会社にこもってゲラを読む…などインドアなものもおおいので、外出するのはおたのしみの時間でもあるのです。ふだんは打ち合わせなどで外に出ることがおおいのですが、新刊が出たときなどは、著者の方といっしょに書店さんにご挨拶にいったりもします。
先日は、担当した『波うちぎわのシアン』が刊行になり、著者の斉藤倫さん、まめふくさんといっしょに書店まわりをしてきました! 書店員さんたちが斉藤倫さんのファンということで、今回おじゃましたのは代官山蔦屋書店さん、ジュンク堂書店池袋本店さん、それから丸善丸の内本店さん。
それぞれのお店では、まめふくさんが前もって準備してくださっていた、おそろしくかわいいミニ色紙にメッセージを添えていただいたのですが…これがすてきすぎてもう!(大興奮)
これ、原画なんですよ…!
あまりにぜいたくな色紙に「緊張してうまく書けません…」と斉藤倫さん。
お店ではこんなふうにかざっていただきました
おふたりからのメッセージは、ジュンク堂書店池袋本店さん、丸善丸の内本店さんの店頭でぜひごらんください。
斉藤倫さんもプライベートでよくいらっしゃるという代官山蔦屋書店さんでは、おふたりのダブルサイン本をつくっていただきました。
サインのイラストは「なんども練習してきました」というまめふくさん。ちょっとかわいすぎませんか…!
このほかにも、『どろぼうのどろぼん』や絵本『とうだい』(いずれも福音館書店)のサイン本が準備されていました。これはほしい…!と手をのばしかけましたが、ぐっとこらえましたので、気になるかたはぜひ代官山蔦屋書店さんへ!
書店員さんたちといっぱいお話をして、たくさんパワーをいただいた一日。つくった本の感想を直接うかがう機会はなかなかないもので、とてもいい刺激になりました。みなさんがたのしそうに話してくださるのが、ほんとうにうれしいんです。
『波うちぎわのシアン』、おかげさまでいい船出となりました!
さいごに、ここで『波うちぎわのシアン』の紹介をすこし。
舞台は、ノルツという海にうかぶちいさな島、ラーラ。
ある夜、この島に一艘の燃えさかる船がたどりつきます。
船は沈んでしまいますが、そこで助け出された赤ん坊が、シアン。
閉じたままひらかない左手のかたちが、島でとれる巻貝に似ていることから名づけられます。
診療所はやがて孤児院も兼ねるようになり、いろいろな子どもたちと出会うなかで、シアンの左手に宿る「ふしぎな力」があきらかになっていくのですが…。
おなじく診療所にひろわれた猫のカモメによって語られる、ちいさな診療所で起こったできごと。『どろぼうのどろぼん』で小学館児童出版文化賞を受賞した斉藤倫さんによる、受賞後初の長編作品です!
春の読書にぴったりの1冊。
お近くの書店さんなどでお見かけの際は、ぜひお手にとってみてくださいね。
(編集部 丸本)