偕成社での3冊の絵本を出している中垣ゆたかさん。町田市の文学館、ことばらんどで、のしごとをまとめた展示「ことばらんどでたからさがし中垣ゆたか展」が開催中です。せっかくなので、中垣さんご本人に会場を案内してもらうことにしました!
ぼくの展覧会へようこそ!
中垣ゆたか
1977年 福岡県小倉生まれ(現在 東京都町田市在住)B型。帝京大学経済学部卒業。ミュージック・マガジン3月号大所帯バンド特集イラストにてデビュー。同雑誌5月号から目次四コマまんが「町田家、あさって、しあさって。」を連載開始(現在ブログにて連載中)。 『ぎょうれつ』で絵本デビュー。
http://www.nakagakiyutaka.com/
入ってすぐにあるのは、中垣さんの子どものころのもの。工作や作文、なんと通知表までありました。「手先はずっと器用だったんですけど、勉強は全然で……。のび太とカツオのあいだくらいの成績でした」
勉強のことを思い出すとちょっと辛くなってきます…
「原画もいっぱいありますよ! こちらは、『UFOのつくりかた』の原画です。宇宙に行く絵本が描きたいと思ってはじめたんですが、結局本のなかでは宇宙までたどりつけませんでした(笑)」
原画が額ではなくケースに入っているので、すみずみまでじっくり見られます!
「4月にでたばかりのに出てくるロボット「アール」を実際につくってもらいました! アールは、うしろの掲示板に文字を出すことでおしゃべりできる天才ロボットです」
アールは、来場者のみなさんへのおしらせを伝えてくれています
お子さんが楽しめるコーナーも充実していました!『タロとチーコのひみつのだいぼうけん』(小学館・刊)より、大きなめいろが!「たからさがしもできるよ! たからのちずを完成させた子には、プレゼントもあるよ〜。チャレンジしてみてね!」
このほかにも大きなめいろはたくさんあります!
会場内はなんと太っ腹、どこでも撮影自由です。「たくさん撮って、インスタやツイッターにアップしてほしいです!」
フォトスポットも用意されています!
会期中は、トークショーやイラスト公開制作もあります。ものすごく細かい人たちがたくさんいる中垣さんの絵。公開制作では、どうやって描いているのかをじっくり見ることができます。手が自在にうごいて、どんどん絵ができていくので、見ていてほんとに飽きないです。永遠に見続けられるような気がします。
こんな写真もとれますよ!
「夏休みもそろそろおしまいですが、展覧会は9月18日(月・祝)まで! みんな、あそびに来てねー!」
(取材/編集部・秋重)
「ことばらんどでたからさがし! 中垣ゆたか展」
- 開催日時:2017年7月15日(土曜日)から9月18日(月曜日)
- 開催時間:10時から17時
- 休館日:毎週月曜日(ただし、7月17日、9月18日は開館)、8月10日(木曜日)、9月14日(木曜日)
- 場所:町田市民文学館2階展示室
- 観覧料:無料
- ウェブサイトはこちら
中垣ゆたかトークショー
◎「雑誌の現在と未来 編集者・イラストレーターの視点から」
ゲスト・若林恵(「WIRED」日本版編集長)
9月3日(日)14時〜15時半
◎「ことばらんどオリキャラ発明会議」
ゲスト・安齋肇(イラストレーター)
9月10日(日)14時〜15時半
イラスト公開制作
9月16日(土)〜18日(月・祝)
この記事にでてきた本
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ぎょうれつ
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UFOのつくりかた
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エーくんビーくんの なんでもつくります!