こんにちは。
走ってばかりの編集部・藤田です。梅雨でも走れば最高です。さて、走っているとよく高台に出ることがあります。高台ってホントに気持ちがいいんですよね。あの山の向こうには、なにがあるんだろう、って。今回は、そんな気持ちになれる東京近辺の高台をご紹介!
まずはこちら。
神奈川県川崎市麻生区にある「王禅寺見晴らし公園」です。標高は110mほど。右の方にうっすらと見える丹沢の大山までは、直線距離にして約32km。まんなかあたりのビル群は、東京南部の町田市街です。直線距離にして9kmほどです。
さてどっち方面を見ているのでしょうか。
こんな感じです。ずっと南にくと相模湾に面した湘南へ。直線距離にして34kmほど。意外と近い? 湘南といえば江ノ電ですね。というわけで、編集担当した絵本をご紹介! 絵本『えのでん タンコロ』
「王禅寺見晴らし公園」の最寄りは、小田急線の百合ヶ丘駅。駅からけっこうな坂道を歩きますが、それだけにここに出た時の感激はひとしお、です。
つづいて東京都の多摩市「多摩丘陵パノラマの丘」です。
ここは標高145mほど。そのまま空に飛び出していけそうな景色です。ベネッセさんのビルが見えますね。あそこまでは直線距離で2kmとすこしです。で、奥のほうには山梨と長野の県境にそびえる国師ヶ岳(2592m)が見えます。長野県が見える! 直線距離にして76kmほど。ほかにも、高尾山(599m)や東京一高い雲取山(2017m)などもくっきり。
ちなみにこの丘は「防人・見返りの峠」ともいって、古代、九州の警備を言い渡された「防人」がここを通って北九州まで歩いていったとのことです。
見ているのはこちら方向。
こうして鳥瞰してみると、このあたりは絵本『日本の川 たまがわ』に出てくるあたりが中心ですね。と、ちょっと自分の編集した絵本を宣伝。最寄りは、京王線の永山駅か若葉台駅。散策コースにもなっていておすすめです。
つづいては東京のどまん中、皇居です。皇居のまわりは1周5km。いまやランニングのメッカで、高層ビルあり、自然あり、歴史ありと、日本屈指の名コースです。そのなかでもいちばん景色がいいのがここ、半蔵門近くからの眺め。標高は27mほどです。こんな都心なのに広い眺望がある!
官庁があつまっていますね。右はしにの最高裁判所は、花崗岩を積みあげた重厚な建物で、チラリと見ただけで、ちょっと緊張…するかな。
もよりはズバリ半蔵門駅です。地下鉄の東京メトロ。ちなみに皇居のまわりがマラソンコースになったのは、1964年に銀座で働く女の人たちがマラソン大会をひらいたのがきっかけ、とのこと。へー!
みなさんも身近な高台にのぼって、どこが見えているのか地図で確認してみてはいかがですか。あらたな発見があるかもしれません。
なお防人のルート、多摩市から北九州まで直線距離でもおよそ808kmだそうです。うぎゃ!
(編集部 藤田)