朱川湊人
小手鞠るい
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
瀧羽麻子
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
13件
〈書評〉リックとあいまいな境界線( アレックス・ジーノ 作/島村浩子 訳)
自分と似たような人を物語に見つけることが、その後の人生に影響を与えることがある。本書は自分の性のあり方に悩む中学生の男の子リックが主人公の物語だ。 リックは親友のジェフのように女の子に興味を持つことはないし、父さんに「好きな女の子はいない…
〈書評〉『水まきジイサンと図書館の王女さま』(丸山正樹 作/ 高杉千明 絵)
一般的に日常生活で手話を目にする機会といえば、テレビでの手話通訳くらいだろうか。ある日、テレビを見ていた家族が手話通訳の方を見て、「あんなに表情をつける必要があるのかな?」とつぶやいたのを聞き、手話は「手を動かして話す」くらいの認識の人にと…
作家が語る「わたしの新刊」
『てんじつきさわるえほん 音にさわる』は、著者で、全盲の広瀬浩二郎さんが、「子どもたちがさわることから想像を膨らませることの楽しさを感じてもらえたら」という思いで、作った本。春夏秋冬をとおした物語で、様々な感触の隆起印刷が登場します。
作家が語る「わたしの新刊」
現在、全国の学校に4万人以上いる、外国につながりのある子どもたち。この絵本は、異国の地で悩んでいる子どもたち、そして言葉が通じないため、どう接して良いかわからずとまどっている日本の子どもたちに、届けたい1冊です。 日本語教師である著者が、長…
今週のおすすめ
ジョージは、ママと高校生のお兄さんと3人で暮らす、10歳の男の子です。ジョージの毎日は平和なようにみえて、実は苦しいことがたくさんありました-----。『ジョージと秘密のメリッサ』は、最近世界的に知られるようになった「LGBT」のひとつ「ト…
今週のおすすめ
発達障害のひとつ、アスペルガー症候群。「アスペルガーの心」(全3巻)は、アスペルガー症候群のフワリちゃんが小学4~6年生のときに描いた作品。自分の特徴を前向きにとらえ、そのことに誇りをもち、前をしっかり見据えて生きる女の子のメッセージです。
今週のおすすめ
詩人・画家の星野富弘さんをご存じでしょうか。美しく繊細な花の絵に詩を添えた星野さんの詩画は、全国の人々に感動を与えています。その作品はどれも、星野さんが24歳で大怪我を負い、手足の自由を失ってから生まれたものです。
今週のおすすめ
保育園や幼稚園へ行きはじめると、これまで家のまわりだけだった世界が一気に広がり、たくさんのお友だちと出会います。大きな子、小さな子、元気な子、おとなしい子。共同生活は、他者とのちがいを知り、自分を知っていく場でもあります。 『さっちゃんのま…
今週のおすすめ
今回のテーマは点字がついた絵本、「点字つきさわる絵本」。ちょっと見慣れない言葉かもしれませんが、実は児童書にかかわる出版社が、大切に出版をつづけているジャンルのひとつです。「見える子も見えない子も一緒に楽しめる本」としての「点字つきさわる絵…
今週のおすすめ
きょうご紹介するのは、アルゼンチン生まれの人気イラストレーターが描く作品、『マルコとパパ ダウン症のある息子とぼくのスケッチブック』(グスティ 作/宇野和美 訳)。息子のマルコにダウン症があることを知り、「こんなのうけいれられない」と思って…
偕成社文庫100本ノック第15回(プレイバック中!)
この短編集には、相手にうまく気持ちを伝えられない子や、もどかしさやくやしさ、やるせなさを抱えた人物たちが登場します。
今週のおすすめ
チリの翻訳絵本、『いっぽんのせんとマヌエル』。この絵本は、作者のマリア・ホセ・フェラーダさんが、「線」が大好きな自閉症の男の子マヌエルくんと出会ったことから生まれました。きょうはこの絵本の魅力や特徴をご紹介します!
2年前から一人暮らしです。書店で本を目にして、トガリネズミの愛らしいすがたに、つい買ってしまいました。主人公がとてもかわいくて、1ページ、1ページ色んなことを想像して、楽しくて、最後読み終わったとき、「そっか〜良かったね」と声が出てしまいました。ほんわかとやさしい気持ちになり幸せでした。(60代)