収録したことばは、220語以上!
この絵本の原題は“Eric Carle’s Book of Many Things”。数々の絵本を手がけてきたエリック・カールさんのイラストを「まいにちのたべもの」「てんき」「のりもの」などのカテゴリにわけてならべた、ことば図鑑です。
日本語版では、もとの英語をのこし、その下に日本語をくわえました。たとえば、grapesの下にはぶどう、goldfishの下にはきんぎょと日本語が書いてあります。小さなお子さんの「はじめてのことば」の絵本としても、英語を学びはじめたお子さんの「はじめての英単語」絵本としても、楽しむことができます。
もうひとつの特徴は、英語にカタカナで、目安の読み方がついていること。強く読む部分は太字、軽く読む音は小さい文字で表されています。たとえば、sausageの読み方は「ソーセージ」ではなく「ソースィッジ」、dogの読み方は「ドッグ」ではなく、「ドーグ」です。ぜひ、ひとつひとつの言葉を、親子で声にだして読んでみてください!
エリック・カールならではの、カラフルで明るいイラスト
この絵本は、エリック・カールさんがこれまで描いてきた絵本やグッズのためのイラストを組み合わせてつくられているのですが、おどろくのは、どのページも自然と調和がとれていることです。グラフィック・デザイナー出身のカールさんの絵が、いかにデザイン性に秀でているかがわかります。
明るく、カラフル、そして、すぐに何が描いてあるかがわかる明快なイラストは、小さな子どもたちのことばへの導入として、ぴったり。63ページもある大満足のボリュームで、ながめているだけでも楽しい1冊です。
エリック・カールさんの絵本を何冊も読んだことのある方なら、それぞれのページに切り取られたイラストが、どの絵本からのものか、あてられるかも ぜひそんな遊び方もしてみてくださいね。