朱川湊人
小手鞠るい
瀧羽麻子
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
138件
書評コーナー『ステイホーム』(木地雅映子 作/ふるえるとり 絵)
まずは事実の確認から。2021年度に学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は、前年度から4万9000人近く増加し、実に24万4940人だった。言うまでもなく過去最多である。文科省は「コロナ禍での生活環境の変化や学校生活でのさまざまな制限が…
編集部だより
みなさんこんにちは。梅雨ですね。この時期は、涼しくて走りやすいので好きです。私はランニングしながらオーディオブックを聴くことがあります。さてそんな折、名作中の名作『二分間の冒険』(岡田 淳 作/太田大八 絵)が、オーディオブックとなりました…
編集部だより
みなさん、料理をしていますか? 毎日料理していて楽しい、大変、めんどくさい、たまにしかやらない、外食がいい……いろいろあるでしょう。でも、料理をしたことがある人で、「失敗したなあー」と思ったことがない人は、きっといないはず。しかし、ある本を…
書評コーナー『真昼のユウレイたち』(岩瀬成子 作/芦野公平 絵)
真昼のユウレイたち。いいタイトルだなあと思う。幽霊がでるのも、幽霊に怯えるのも夜、という根拠のない思い込みを吹き飛ばしてくれるし、ユウレイたち、とユウレイがカタカナなのも素敵だ。
絵本&読み物案内
2024年国際アンデルセン賞日本代表候補に選ばれ、国内外からますます注目をあつめている児童文学作家・岩瀬成子さん。今回は、子どもの心を繊細にとらえる岩瀬成子作品をご紹介します。
編集部だより
みなさんこんにちは。2023年さんこんにちは。新年すでに3レース出場、ケガからの回復を感じているランナーの藤田です。まだわからんぞ。さて、今回は昨年末に刊行した『おどろきの700万年 人類の進化大百科』の裏話、どうやって企画がスタートしたか…
書評コーナー『ひこぼしをみあげて』(瀧羽麻子 作/今日マチ子 絵)
瀧羽麻子さんの最新刊『ひこぼしをみあげて』は、3年前に刊行された『たまねぎとはちみつ』の続編にあたる。主人公を取り巻く登場人物がほぼ入れ替わっているので、この新作から読んでもすんなり物語に入れる。それでも、やっぱり前作を先に読むことをお薦め…
みんなの研究通信
『だれよりも速く走る 義足の研究』の著者、遠藤謙さんは、乙武洋匡さんが義足で歩くプロジェクト「乙武義足プロジェクト」の発起人です(くわしくは、本のコラムをどうぞ)。2022年5月16日、このプロジェクトの集大成として、乙武さんが100メート…
みんなの研究通信
『見たことのないものをつかまえたい! 世界の変な生き物探訪記』に出てくるオオヒキガエルを食べるのはキケンだけど、ウシガエルは食べられるよ! 見つけたら、食べてみよう!
書評コーナー『考えたことなかった』(魚住直子 作/西村ツチカ 絵)
この小説は、主人公・颯太(中2)が、自分にもすりこまれている無自覚な「男らしさ」の呪縛や、日常生活にうめこまれた性差別に気づいてゆく様を描く物語である。性差別構造が強い社会で暮らしながら、性差別的価値観に全く染まらないことは性別問わず誰であ…
編集部だより
2022年の7月から「みんなの研究」という新しいシリーズを刊行しはじめました! 10月までに7冊を刊行する予定です。
編集部だより
みなさん、<偕成社ノベルフリーク>というレーベルをご存じでしょうか? 偕成社のSNSやサイトをチェックしているような方なら、「なんか読み物レーベルだったような」くらいの認知はあるかもしれません。そんなノベルフリークも2016年の創刊から6年…
編集部だより
こわい話、好きですか? わたしは、けっこう好きです。暑い夏に、とくにおすすめのこわい話、苦手な人もたのしめる初級から、まあまあこわい中級、こわい話の源流をさぐる上級と段階別にご紹介します。
書評コーナー『水まきジイサンと図書館の王女さま』(丸山正樹 作/ 高杉千明 絵)
一般的に日常生活で手話を目にする機会といえば、テレビでの手話通訳くらいだろうか。ある日、テレビを見ていた家族が手話通訳の方を見て、「あんなに表情をつける必要があるのかな?」とつぶやいたのを聞き、手話は「手を動かして話す」くらいの認識の人にと…
書評コーナー『紅の魔女』(小森香折 作/平澤朋子 絵)
あくまで私的こだわりポイントなのですが、児童文学にこれがあったら最高、と思う要素がいくつかあります。 ①主人公のイキがいいこと、②その世界の匂いや空気まで感じられること、③登場人物それぞれに厚みがあり、人生があること、④素敵な相棒がいること…
偕成社文庫100本ノック第94回(プレイバック中!)
鳥といっしょに空を飛ぶ。動物たちとおしゃべりする。10センチぐらいのこびとになり、こびとならではのはたらきで、人助け(動物も)をする。
偕成社文庫100本ノック第93回(プレイバック中!)
海外ミステリーの場合、語感って大切ですよね。なにげなく文中にでてくる言葉、とりわけカタカナ語の響きが作品の雰囲気や世界観を盛り上げてくれて、日本からほとんど出たことのない、埼玉の奥の方でひっそりと暮らしている私なんかでもすぐさま海の向こうへ…
絵本&読み物案内
今回ご紹介するのは『クラバート』。「大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズでもおなじみの、ドイツの児童文学作家、オトフリート・プロイスラーが手がけた長編ファンタジーです。
書評コーナー『シリアからきたバレリーナ』(キャサリン・ブルートン 作/尾﨑愛子 訳/平澤朋子 絵)
「この世界には、私たちの居場所はどこにも存在しないのでしょうか」シリアから隣国に逃れたある母親が、私にふと、漏らした言葉だ。これだけのことが起きているのに、なぜ世界は無関心でい続けるのか、なぜ自分たちの存在は無視され続けるのか――難民となら…
作家が語る「わたしの新刊」
平安時代に成立したとされる「落窪物語」は、継母にいじめられ、床が落ち窪んだ部屋をあてがわれている姫と、すてきな貴公子の恋をえがくシンデレラ・ストーリー! このお話を、あの手この手で姫君の恋を応援する、侍女・あこぎを語り手に、児童文学作家・花…
編集部だより
もうすぐクリスマス。街じゅうが華やぐこの季節に、プレゼントにもぴったりな装いの本ができました。『銀杏堂 スフィンクスのつめ』。今日はその装丁についてお話ししたいと思います。
絵本&読み物案内
みなさんは、骨董と聞いて、どんなものを思い浮かべますか? どう使うかわからなかったり、古めかしかったりして、一見役に立たないようにも見えるもの。それが、骨董です。でも、骨董にはひとつひとつ、歴史が秘められているのです。今回ご紹介する読み物、…
偕成社文庫100本ノック第90回(プレイバック中!)
2017年も2か月が経ち、酉年にもだいぶ慣れて来たこの頃かもしれませんが、今回は鳥にまつわる話を紹介したいと思います。
最初絵本の方を読み、数日後かるたを見つけた時に「100かいだ〜!!」とすぐに分かったようでした。数字に興味を持ってきた頃なので楽しく覚えられています。(4歳・男の子のお母さまより)