第8巻が10月に発売され、現在新作駄菓子のアイディア募集キャンペーンをおこなっている人気シリーズ、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」。その作者である廣嶋玲子さんのイベントが、横浜市南図書館でありました!
第8巻の発売を記念して開催されたこのイベント。主催した横浜市の児童書専門店・子どもの本&クーベルチップのスタッフのみなさんは、「銭天堂」シリーズの大ファン! お店でも多くの子どもたちが愛読しているそうで、今回のイベントも横浜市南図書館を会場に、力を入れて取り組んでくださいました。
当日は、台風がきていることもあって、あいにくの雨模様でしたが、図書館は朝から長蛇の列! …と思いきや、みなさん、衆議院選挙の期日前投票にきた人たちでした。なるほど、おじいさん、おばあさんが多かったわけです。
しかしながら、この悪天候で近くの小学校の運動会が中止になり、急きょ講演会にきてくれた人たちもいました。
トークイベントは、廣嶋さんと担当編集者の対談形式で進められ、少女時代のころから、作家になるまで、そして現在のお仕事についても、気さくに話してくれました。
小学校時代は、学校が嫌いで、本の世界に逃げこんでいたそうです。そのときに読んだファンタジー作品がいまの仕事にむかうエネルギーになっているのですね。
廣嶋さんは、大学卒業後、編集者になるべく出版社の入社試験を受けましたが、ことごとく落とされ、作家を意識するようになったといいます。受験した出版社の中には偕成社もあったそうで…ほんと、人生というのは、わからないものですね。
また、作家になりたてのころは、勢いにまかせてプロット(物語の筋)を考えずに書いていたそうですが、いまは、編集者の依頼をもとに大体のプロットを決めてから書くそうです。作家という仕事がどういうものか、わかりやすく伝えてくれました。
最後に、現在おこなわれている「新作駄菓子大募集!」キャンペーンに関連して、会場にきてくれた子どもたちにも駄菓子のアイデアを出してもらい、廣嶋さんが講評してくれました。
どれも力作ぞろいで、感心することしきり! これからの応募作品も楽しみです。
また、会場では、「駄菓子人気ランキング」のアンケートもおこなわれました。結果のトップ3はこちらになりました!
あなたのすきな駄菓子はランキング入りしているでしょうか? 気になったらぜひ本を開いてみてくださいね。
「銭天堂」商売繁盛のご利益がありそうなトークイベントでした。
(編集部 早坂)