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イベントレポート

たかさき絵本フェスティバル「かこさとし展」にいってきました!

2018.01.31

毎年この時期に開催されているたかさき絵本フェスティバル(会期:1月27日〜2月6日)。今年はかこさとしさん特集ということで、1月27日(土)にオープニングにいってきました!

かこさとしさん史上最大規模の展覧会!

 『からすのパンやさん』『どろぼうがっこう』の複製原画や、『出発進行!里山トロッコ列車』の原画、ラフ画などがならぶ大規模な展覧会。子どもたちが楽しめるスペースや、「集められるだけ集めた」というかこさとしさんのご本がずらっとならんだ、ファンにはたまらない空間でした。

 入り口では「だるまちゃん」シリーズ(福音館書店刊)の大きなだるまちゃんがお出むかえ! その上に乗っている小さなだるまちゃんは、高崎だるまの職人さんが作ってくださったもので、会場でも数量限定で販売していました。手描きで顔を一つ一ついれているそうなのですが、もともと「だるまちゃん」をお好きな方とのことで、とっても上手! そのあまりのかわいさに、初日は開始10分で売り切れたそうです(今後の入荷状況は会場までお問い合わせください)。

 右側にある今回の公式ポスターに使われている絵は、1998年に、かこさとしさんが「たかさき絵本フェスティバル」のために描いてくださったもの。高崎の大観音や、伝統のだるまなど、高崎ゆかりのイラストが入っていて、明るく力強い絵ですね!

人気絵本の原画や、ゆかりの品々がならんだ会場

 会場入ってすぐは、『からすのパンやさん』『どろぼうがっこう』の複製原画展のお部屋。みんなの好きなページはどこかな?

 こちらは千葉県市原市を走る小湊鐵道の旅を描いた『出発進行!里山トロッコ列車』の原画がならぶお部屋。

  かこさんの絵本が大好きな小湊鐵道の社長さんが、今度あたらしく小湊鐵道を走るトロッコ列車の宣伝ポスターを描いてくださらないか……とお願いのお手紙(曰く、「恋文」)をかこさんにお送りしたところ、かこさんはそのお手紙の内容に感銘をうけられ、描きおろしの絵を描いてくださったのだそうです!

 『出発進行!里山トロッコ列車』は、その絵を目ざとく見つけた担当編集が「これを絵本にしませんか?」という提案をして完成した作品で、自然ゆたかな里山トロッコ列車の旅をたどりながら、歴史も地理も自然も学べる知識絵本になっています。

 里山トロッコ列車のサイト:http://www.kominato.co.jp/satoyamatorocco/

出発進行!里山トロッコ列車

出発進行!里山トロッコ列車

 このほか、戦後からはじまった自由な美術の展覧会・日本アンデパンダン展にかこさんが出品した大きな絵や、ゆかりの品も展示されています。

日本アンデパンダン展に出品した作品

かこさんが旅先で集めた石や砂、大事に大事に使っているえんぴつなど

かこさとしさん著、『未来のだるまちゃんへ』(文藝春秋)からの言葉

遊びの広場も! 本の販売コーナーではかこさんの本を一度にみられます

 中央の広場は、手遊びや、新聞で作るかぶとなどの遊びを教えてくれるコーナーになっていました。原画を楽しむにはまだ早いかな?というお子さんたちも、このスペースで遊びに混ざったり本を読んだり楽しく過ごしていました。

  こちらは物販コーナー。創作読み物から知識絵本まで幅広い著作のあるかこさとしさん。数々の本をならべただけでなく、そのかこさとしさんの本のつぎに読みたい、他の方の本も多数展示販売されていました。図鑑、宇宙、自然、お話絵本……などなど、かこさんの絵本から無限にテーマは広がります。

  会期は2月6日(火)まで。会期2日目の日曜日には3700人もの方が来場されたそうです。ぜひ遊びにいってみてくだいね♪

  *お出かけの際は、この絵本フェスティバルを主催するNPO時をつむぐ会が運営する、楽しい珍しい遊具がいっぱいのケルナー広場にもぜひ遊びに行ってみてくださいね♪ 会場から車で10分ほどのところで、小さな絵本の小屋もあります。(スタッフたちは、大人7人で大はしゃぎいたしました)

たかさき絵本フェスティバル かこさとし展
会期:2018年1月27日(土)〜2018年2月6日(火)10:00〜18:00(入場は17:30まで)
会場:高崎シティギャラリー 第1展示室・予備室
住所:群馬県高崎市高松町35-1
公式サイト:http://takasakiehonfes.org/top.html

 

(販売部 宮沢)


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