「子どもが数字に興味を持ったり、数をかぞえられるようになったりするのは、少し大きくなってから」というイメージはありませんか? 実は数字を絵としてとらえたら、0歳でも数字に親しむことができるのです! 『すうじのかくれんぼ』(いしかわこうじ 作)は、0歳の赤ちゃんでも楽しめるしかけ絵本です。
1のうしろにかくれているのは、いちご!
ページをひらくと出てくるのは、数字の「1」です。おや、「1」のうしろに、何かがのぞいています! なんでしょう?
数字のところをめくると、現れたのはいちご! いちごが1個、かくれていました。
さて、次は「2」。かくれているのは……
2羽のにわとりさんでした!
このように数字が1から10まで順番に登場し、それぞれの数字のうしろに、何かがかくれているのです。
はじめは「いないいないばあ」、大きくなったらかぞえたり、言葉あそびを楽しんだり
0歳の赤ちゃんは、数字がわかるわけではありません。でも、数字をめくって絵があらわれるしかけは、まさに「いないいないばあ」! いしかわこうじさんが描くカラフルな食べ物やキャラクターは魅力いっぱいで、めくると思わず笑顔がこぼれます。
くりかえし読んでいると、どの数字のうしろに何がかくれているか、覚えてしまう子もいるでしょう。すると今度は、「自分が予想したものが、その通りあらわれるうれしさ」を味わいながら読むことができます。
さらに成長すると、数をかぞえられるようになり、「1はいちご」「2はにわとり」という語呂合わせもわかるようになり……と、どんどん理解が深まっていきます。
数字をめくったところに、絵といっしょに、オノマトペや、その数字の英語などが出てくるのも嬉しいポイントです。
作者のいしかわこうじさんは、「おめんです」シリーズなどで知られる、しかけ絵本の名手。毎回とても丁寧にしかけの動きを確認されるそうで、本作でもそれぞれの数字にどんな食べ物や動物をかくすか、数字の後ろの絵をどれくらい覗かせるかなどを、細かく何度も試行錯誤したといいます。ちらりと見える絶妙な覗き具合には、大人も思わずページをめくってしまうでしょう。
1から10のあと、最後に登場する大きな数字にも注目です! ぜひお手にとってみてくださいね。