icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_hatena_01 icon_line_01 icon_pocket_01 icon_arrow_01_r icon-close_01

絵本&読み物案内

子どもたちの「大好き」がいっぱい! かこさとし『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』

2024.07.15

『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』は、かこさとしさんが、ふたりのお孫さんのために描いた絵本。乗りものはもちろん、子どもたちが大好きなものがたくさん登場する、たのしく、冒険いっぱいのおはなしです。

台所やお風呂場の道具、ぬいぐるみたちと特急の旅へ!

 ある日、たっくんが「ちょうとっきゅう(超特急)」の電車あそびをしていると……部屋のむこうから、やかんや鍋などの台所道具をのせた「だいどころれっしゃ」と、手桶や洗面器をのせた「おふろばれっしゃ」がやってきました。

 そこへ、「のせてー」とやってきたのは、ライオンやゾウなどのぬいぐるみたち。列車をつなげて、弟のひろちゃんも一緒にのせて、みんなで「ちょうちょうとっきゅう」で出発します!

 途中、おなかがへってそれぞれ好きなおやつを食べたり……

 トンネルをくぐったり……

 たっくんひろちゃんの特急の旅は、楽しいこともあれば、ひやっとするピンチも待っています。つぎのページでは何が起こるかな? とページをめくるたびにわくわくする絵本です。

かこさとしさんが幼いお孫さんのために描いた絵本

 1997年に書かれた、この絵本のあとがきで、かこさんはこんな言葉をのこされています。

この本のもとになったのは、2年前、当時3歳と0歳のふたりの孫のためにかいた手がきの絵本です。(中略)非情なふたりゆえ、走りがきの絵本なんか無視されるのではと恐れたものの、その当時の好物を列挙したゆえか、なんとか破かれずに、こうしてみなさまにも見ていただける機会をえて、よろこんでいるところです。

 孫のために手作りの絵本を描いてくれる素敵なおじいちゃん、かこさとしさん! お孫さんをはじめ、子どもたちを「よろこばせたい」という気持ちが短いページのなかにぎゅぎゅっとつまった楽しい1冊です。

 ぜひお手にとって見てくださいね。

この記事に出てきた本

バックナンバー

今日の1さつ

2025.01.15

病院の待ち合い室にて、「ノンタン」シリーズが数冊置いてあるなかで特にこの本が気にいったようです。数回読んであげたら、3歳児でも覚え、私に読み聞かせをしてくれました。私が嬉しい気持ちになり、この本を購入しました。(3歳・ご家族より)

new!新しい記事を読む