かわいい野菜たちとたのしい擬音がたくさん出てきて、赤ちゃんもにっこり! ひろかわさえこさんの「ちいさなやさいえほん」シリーズ3作品をご紹介します。
ぷちとまとちゃん
「ぽろ ぽろ ぽろろん」と落ちてきたぷちとまとちゃん。冷たい水のなかで「ちゃぷ ちゃぷ」して、「きゅっ きゅっ」とからだをみがいて……。
「しゅわ しゅわ しゅわわーん」と、つめたいシャワーを浴びてさっぱり。ぴっかぴかになったぷちとまとちゃんが、向かった先は……?
レタスときゅうりのあいだにちょこんとおさまって、おいしいサラダのできあがり!
じゃがいもちゃん
ごつごつずっしりとした、じゃがいもちゃん。「ごろん ごろん」と重そうな音を立ててころがり、なかまのじゃがいもと「ごっつん こっこ」! 「ごし ごし ごし」と泥だらけのからだをこすって、「とぷん」といざ、鍋のなかへ!
おまめちゃん
「ころ ころ ころ」「ぱら ぱら ぱら」「ざららん ざららん」と、ちいさなおまめたちが集まってきました! ゆだった鍋のなかを、「ゆらゆら ぽこん」「ゆらゆら ぷくん」とうかんで、できたのは……?
はじめての絵本にも
野菜たちが主人公の、ちいさな絵本シリーズ。下ごしらえを経て、食卓に並ぶまでが描かれます。
登場するたくさんの擬音は、声にだして読んで楽しいのはもちろんのこと、それぞれの野菜の手触りや重さなどがよく伝わってきて、いっそう野菜たちの愛らしさを増してくれます。水彩で描かれた、やわらかく、野菜たちの表情豊かな絵も魅力です。
また、手のひらサイズのボードブックは、バッグにしのばせておくと、おでかけ中にも楽しめて便利です。
わかりやすいストーリーと耳ごごちのよい擬音が、赤ちゃんの心をくすぐる、ファーストブックとしてもおすすめのシリーズです。
*同じ作者の「ちいさなくだものえほん」シリーズもあります。合わせてお楽しみください。