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書評コーナー
とってもオーソドックスなジュブナイルSF、かな。最初はそう思っていた。 うん、主人公の千明くんって男の子が、ジョギング中に変な男を見かけたときから、お話は始まる。走っているのに、坂を上っているのに、腰がぶれない。下半身だけが動いていて、…
絵本&読み物案内
『二分間の冒険』など、数々の人気作品をてがける岡田淳さんが、今年作家デビュー40周年をむかえます。実は岡田さんは、作家である前に、2007年に定年退職するまでずっと、小学校の図工の先生でもありました。今回はデビュー作『ムンジャクンジュは毛虫…
書評コーナー
物語の中では何が起こってもいいのです。 リスが空を飛んだり、帽子がしゃべったり、床下に小人が住んでいたり……現実には(たぶん)起こらないことだけれど、物語の中では許されます。制限などありません。作家は思う存分、書きたいように書けばいいの…
作家が語る「わたしの新刊」
『うさぎパン』『左京区七夕通東入ル』など、文芸書で活躍されている瀧羽麻子さん初めての、子どもたちに向けた物語が誕生しました。引っ込み思案の小学5年生の千春が、ふとしたことから出会った、修理屋のおじさん。学校でも家でもないその場所でのおじさん…
書評コーナー
「心の底から楽しみなのに、読むのが怖くて仕方ない」 この物語を目の前にして、私は胸の高鳴りと共に、異様な不安を覚えました。 何せ『天と地の守り人』でシリーズの本編が完結してから、気づけば十年以上が経っており、「続編、出ないかな? –––…
絵本&読み物案内
地球に住むわたしたちは、大昔から月や宇宙に関心を持ってきました。最近では日本人宇宙飛行士もたくさん誕生しているほか、民間の宇宙船で月旅行に行ける! なんていうニュースも話題になりましたね。きょうはそんな宇宙が、さらに身近になる本をご紹介しま…
絵本&読み物案内
国際アンデルセン賞作家賞を日本人史上2人目の作家として受賞し、代表作「守り人」シリーズでも多数の賞を受賞している上橋菜穂子さん。来年は、偕成社から『精霊の木』で作家デビューして30周年の記念の年です。上橋菜穂子さんが描く物語のエッセンスがつ…
偕成社文庫100本ノック第44回(プレイバック中!)
「宝島」(原題 Treasure Island)というストレートなタイトルの本。この題名をきいただけで、すぐさま海賊との戦い、海の冒険、ボロボロの羊皮紙に描かれた地図、そして箱に入ったざくざくの金貨や宝石が、頭に思い浮かび、胸がわくわくして…
偕成社文庫100本ノック第42回(プレイバック中!)
例年、9月の上旬というとまだまだ暑い日が続いている印象でしたが、今年はすでに秋の様相を呈していますね。 みなさんはこの夏何をされましたか? 海水浴や花火大会、夏祭りなど夏の定番のイベントを満喫された方も多いのでしょうか。でも、夏と言えば忘れ…
絵本&読み物案内
今週は、10月のハロウィーンにむけて、魔法使いや魔女が出てくる本をいくつかご紹介します。一言に魔法といっても、いい魔法だったり、悪い魔法だったり、ささやかな魔法だったり、種類はいろいろ。あなたはどんな魔法を使いたいですか?
偕成社文庫100本ノック第41回(プレイバック中!)
ぶきっちょな美奈はある日大おばさんのレシピノートを発見! お料理やお裁縫、家庭薬の作り方まで、イラスト入りで載っているレシピです。美奈は早速レシピに載っていた「星くず袋」を作ってみることに……でもこのレシピには不思議な力があって…?
書評コーナー
小学生は「子どもらしく」ふるまうと、大人が喜ぶことを知っている。作文を書くとき、絵を描くとき、あるいは、将来の夢を聞かれたとき。そんなときは、完璧を目指すよりも、ちょっと隙があった方が「子どもらしい」。そうすると親も先生も高く評価してくれ…
偕成社文庫100本ノック第39回(プレイバック中!)
「人びとは日々の暮らしにいそがしく追われていた。そんなときに、例えば顕微鏡におかれた一滴の水のなかで、うじゃうじゃうごめいて繁殖する微生物のようにしらべられていると、いったいだれが思うだろう。」(p12より抜粋)
絵本&読み物案内
8月27日は宮沢賢治の誕生日、今年は没後85年にあたります。37年間という短い生のなかで、百数編の童話を書き、数多くの詩を残した賢治。多くの人が、幼少期のどこかしらで、その童話のいくつかに出会っていることと思います。大人になって読むとまたち…
偕成社文庫100本ノック第38回(プレイバック中!)
1. ハイジときけば、TVアニメの主題歌とオープニング映像が頭のなかをリピートする。 2. 原作というと、自分のイメージとは少しちがっているんじゃないかなと思う。
偕成社文庫100本ノック第37回(プレイバック中!)
編集部<わ>さんの依頼により、急遽代打で初投稿の編集部の<ふ>です。依頼昨夕、締切今夕。昨晩はやらねばならぬ仕事あり、今朝は5時から日本のワールドカップ第三戦。って、そいつはムチャだよ<わ>さん。とも言ってはいられない。こういうときはやはり…
偕成社文庫100本ノック第36回(プレイバック中!)
1890年、ロシアに生まれたワシーリー・エロシェンコは、4歳のときに麻疹で失明します。 22歳でイギリスへ留学、24歳のときには東京盲学校であんまの技術を学び、シャム(現在のタイ王国)やミャンマー、インドなどを転々としながら盲人教育の現場に…
絵本&読み物案内
8月15日は、終戦の日。そして8月6日、9日は、広島・長崎に原爆が投下された日です。毎年8月になると、多くの人が「戦争と平和」について考えます。 偕成社でも、戦争と平和をテーマにした本を多数刊行しています。きょうはその中から、それぞれちがう…
偕成社文庫100本ノック第34回(プレイバック中!)
「名探偵」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは誰ですか? エルキュール・ポアロ、明智小五郎、ピーター・ウィムジィ卿…古今東西の小説には様々な名探偵が登場しますが、やはり、一番有名なのは、シャーロック・ホームズではないでしょうか。
偕成社文庫100本ノック第32回(プレイバック中!)
2014年国際アンデルセン賞を受賞した上橋菜穂子さんは『守り人』シリーズ(偕成社刊)や『獣の奏者』シリーズ(講談社刊)などで著名な日本の児童文学界でも屈指のファンタジー作家です。
偕成社文庫100本ノック第31回(プレイバック中!)
物語を読むときに、ついつい自分の境遇と重ねてしまうということ、みなさんにも経験があると思います。三姉妹の真ん中として育った私の場合、そのような作品のひとつが、アメリカのとある町に暮らすマーチ一家の四姉妹を描いた『若草物語』でした。
書評コーナー
『シロガラス』を読むたびに、いつも、 「う~! こういうの書きたかったんだよなぁ。佐藤さんに先にやられちゃったなぁ」 と、思います。 佐藤さんと私は同い年。
偕成社文庫100本ノック第27回(プレイバック中!)
授業中の教室で、勉強とは全く関係無いことをぼーっと考えていると、自分の頭の中で楽しい場面や設定がどんどん出来上がっていく。その世界観をとても気に入り、その中で思い通りに行動しているといつの間にか授業が終わる。
すごくおもしろくて今では13かんまでもっています!とくに「ほしいな〜」と思うおかしは、かたぬき人魚グミです。私は水泳が苦手で、これをたべたら泳げるようになるからです。なので一生に1度でもいいからそのおかしがほしいです!私は、本をよむのが苦手だったけどこの本をよんでから好きになりました。(11歳)