朱川湊人
小手鞠るい
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
瀧羽麻子
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
129件
今週のおすすめ
楽しいはずの夏休み。もし家族の予定があわなかったり、体調をくずしてしまったりして、これといった思い出もなく最終日を迎えてしまったら……新学期に休み中のできごとを報告しあうクラスメイトを想像して、憂鬱な気持ちになりますね。『9月0日大冒険』(…
今週のおすすめ
トイレに流したウンコは、どこへいく? 『ウンコロジー入門』(伊沢正名 著/小池桂一 イラスト)は、ノグソをすることで「命を自然に還す」試みをつづける、糞土師・伊沢正名さんの「ウンコ+エコロジー=ウンコロジー」の入門書です。
〈書評〉『スペルホーストのパペット人形』(ケイト・ディカミロ 作/ジュリー・モースタッド 絵/横山和江 訳)
人形たちの登場するお話のおもしろさは、人形たちが自分では動けない、という縛りにあるのかもしれません。 映画の『トイ・ストーリー』のように、人間の前で動かないだけで人目がなければ動き出すというパターンもあるけれど、『スペルホーストのパペッ…
今週のおすすめ
レシピをみながら料理をするとき、どうしてこの分量なのだろう?どうして固まるんだろう?など、疑問に思ったことはありませんか? 『キッチンラボ 作って食べておうち実験!』(露久保美夏 著)は、調味料や食材の性質を知れば、もっと料理が好きになる!…
今週のおすすめ
「もしもアンネのようなかしこくて勇気ある少女が、キンダートランスポートでイギリスに逃れていたら?」『アンネの日記』の愛読者である作者ヘレン・ピーターズは、このような想像をめぐらせて、『アンナの戦争』(尾﨑愛子 訳)を執筆しました。キンダート…
偕成社文庫100本ノック第99回
「懐かしのアニメベスト100」等に必ず登場する「ペリーヌ物語」。この物語の原作は、19世紀のフランスの作家エクトール・マロが、子供のために書いた小説『家なき娘』です。
今週のおすすめ
魔法、修行の旅、しゃべるネズミ、そして選ばれし者だけが読める本––––。このキーワードだけ聞いてもワクワクしてきませんか? 王道の本格ファンタジーが好きなすべての人におすすめしたい「青の読み手」シリーズ(小森香折 作/平澤朋子 絵)をご紹介…
偕成社文庫100本ノック第97回(プレイバック!)
自分の「思いこみ」が、何かのきっかけで180度変わった経験はありませんか。大人になるにつれ、「思いこみ」というのはなぜだかどんどん増えてきているような気がします。
今週のおすすめ
「コーダ」ということばを、聞いたことがありますか? コーダ(CODA)は、Children of Deaf Adultsの略称で、耳が聞こえない、または聞こえにくい親のもとで育つ子どもを指します。今回は、コーダの手話通訳士が主人公のミステリ…
〈書評〉リックとあいまいな境界線( アレックス・ジーノ 作/島村浩子 訳)
自分と似たような人を物語に見つけることが、その後の人生に影響を与えることがある。本書は自分の性のあり方に悩む中学生の男の子リックが主人公の物語だ。 リックは親友のジェフのように女の子に興味を持つことはないし、父さんに「好きな女の子はいない…
今週のおすすめ
あなたのお母さんは、あなたから見て、どんな人でしょうか? 頼りになる人? ちょっと怖い人? 友だちみたいになんでも話せる人? 『わたしのママはしずかさん』(角野栄子 作/小谷あかね 絵 偕成社文庫)の主人公リコは近頃、自分のお母さんがあまり…
今週のおすすめ
『放課後の読書クラブ』は、50冊以上の本を紹介しながら、作家の小手鞠るいさんが「読むことの楽しさ」をつづった一冊。読者からの「書くこと」に関する悩みに答えた『放課後の文章教室』につづくエッセイ集、2作目です。
〈書評〉『アンナの戦争––––キンダートランスポートの少女の物語』( ヘレン・ピーターズ 作/ 尾﨑愛子 訳)
「あたえられた機会はすべて最大限に生かす」 『アンナの戦争』にはこの言葉が何度も出てくる。主人公の少女アンナが、12歳にして両親と離ればなれになったとき、列車を見送る母親はアンナにこう言った。「幸せになるように努力しなさい。いつも人にやさし…
編集部だより
ファンタジーの金字塔『精霊の守り人』が出版されたのは1996年のことでした。その後、四半世紀にわたり、アニメやドラマなど、さまざまな形になって多くの方がその物語を楽しんできました。2023年夏に、新たに舞台化もされるのを記念して、これまでの…
今週のおすすめ
国際アンデルセン賞受賞作家・上橋菜穂子さんの代表作「守り人」シリーズ、一度は耳にしたことがあるでしょうか。本作は、10巻+外伝3巻からなる長編シリーズです。長い、と思うかもしれませんが、一度その世界に入ると最後は読み終わるのがもったいないと…
〈書評〉『ステイホーム』(木地雅映子 作/ふるえるとり 絵)
まずは事実の確認から。2021年度に学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は、前年度から4万9000人近く増加し、実に24万4940人だった。言うまでもなく過去最多である。文科省は「コロナ禍での生活環境の変化や学校生活でのさまざまな制限が…
編集部だより
みなさんこんにちは。梅雨ですね。この時期は、涼しくて走りやすいので好きです。私はランニングしながらオーディオブックを聴くことがあります。さてそんな折、名作中の名作『二分間の冒険』(岡田 淳 作/太田大八 絵)が、オーディオブックとなりました…
編集部だより
みなさん、料理をしていますか? 毎日料理していて楽しい、大変、めんどくさい、たまにしかやらない、外食がいい……いろいろあるでしょう。でも、料理をしたことがある人で、「失敗したなあー」と思ったことがない人は、きっといないはず。しかし、ある本を…
〈書評〉『真昼のユウレイたち』(岩瀬成子 作/芦野公平 絵)
真昼のユウレイたち。いいタイトルだなあと思う。幽霊がでるのも、幽霊に怯えるのも夜、という根拠のない思い込みを吹き飛ばしてくれるし、ユウレイたち、とユウレイがカタカナなのも素敵だ。
今週のおすすめ
2024年国際アンデルセン賞日本代表候補に選ばれ、国内外からますます注目をあつめている児童文学作家・岩瀬成子さん。今回は、子どもの心を繊細にとらえる岩瀬成子作品をご紹介します。
編集部だより
みなさんこんにちは。2023年さんこんにちは。新年すでに3レース出場、ケガからの回復を感じているランナーの藤田です。まだわからんぞ。さて、今回は昨年末に刊行した『おどろきの700万年 人類の進化大百科』の裏話、どうやって企画がスタートしたか…
〈書評〉『ひこぼしをみあげて』(瀧羽麻子 作/今日マチ子 絵)
瀧羽麻子さんの最新刊『ひこぼしをみあげて』は、3年前に刊行された『たまねぎとはちみつ』の続編にあたる。主人公を取り巻く登場人物がほぼ入れ替わっているので、この新作から読んでもすんなり物語に入れる。それでも、やっぱり前作を先に読むことをお薦め…
みんなの研究通信
『だれよりも速く走る 義足の研究』の著者、遠藤謙さんは、乙武洋匡さんが義足で歩くプロジェクト「乙武義足プロジェクト」の発起人です(くわしくは、本のコラムをどうぞ)。2022年5月16日、このプロジェクトの集大成として、乙武さんが100メート…
カラフルな色使い、あたたかい絵、あおむしが食べたものに穴があいていって、子どもはその穴を一生懸命指先で確認しています。これからもうすこしやりとりができるようになったら、色さし遊びや、これだけたくさん食べたら、大きくてキレイなチョウチョになれるよ!と読み聞かせてあげたいです。(0歳・お母さまより)