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しじんのゆうびんやさん

詩人が書く、「しじん」の物語。『しじんのゆうびんやさん』(斉藤 倫 作/ 牡丹靖佳 画)

2024.11.16

『しじんのゆうびんやさん』(斉藤 倫 作/ 牡丹靖佳 画)は、詩人としてデビューし、近年は子どもの本の分野でも活躍する斉藤倫さんが、あらためて詩とむきあい書いた「しじん」の物語です。『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)以来、およそ10年ぶりとなる牡丹靖佳さんとのタッグで、うつくしい本ができあがりました。

ちいさな街のちいさな郵便局ではたらくふたり、ガイトーとトリノス。
ある日、ガイトーは、一度も手紙をもらったことがないという
灯台守のじいさんに、「手紙」を書いてみることにした。

「みょうなてがみもあったもんだ」
配達したトリノスがつぶやくと、灯台守はこういった。
「あんた、しらないのか。これは、詩、って、もんだよ」

詩って、なんだろう?
その輪郭をやわらかに描き出す、詩人が書く「しじん」の物語。

もくじ

一通め 岬のとうだい
二通め 日ざしと日かげ
三通め 夏のバラ
四通め おまもり
五通め とおいふなのり
六通め あこがれ
七通め ラブレター
八通め 北風にのせて
九通め 大雪の日に
十通め きみの友だち
十一通め 春にさく花
そして一通め しじんのゆうびんや

※こちらのKaisei web特設ページでは、『しじんのゆうびんやさん』にまつわるさまざまな記事を発信していきます!

この記事に出てきた本

バックナンバー

今日の1さつ

2024.12.13

こちらから与えてしまいがちな子育てですが、そんなことはしなくても、周りの人・自然・毎日の生活こそが、子供にとって大切なんだと思いました。物語の中でこわがっている子供のアライグマに「行かなくていいよ」とは言わず、一緒についていこうともしないお母さんはえらいなと思いました。(読者の方より)

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