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春にあこがれる雪だるまと、山の動物たちのふれあいを描く『はるのゆきだるま』

長く寒い冬の終わりに、ふと春のきざしを感じると、とっても幸せな気持ちになりますよね。今回は、春を知らない雪だるまと、雪だるまに春のすばらしさを教える動物たちを描いた絵本『はるのゆきだるま』(石鍋芙佐子 作・絵)をご紹介します。

ひとりぼっちのだるまのもとに、春を探しに動物たちがやってきて……

 山の中にポツンとたっている雪だるまは、ずっとひとりぼっちでした。雪の音のほかはなにも聞こえず、ゆきだるまをつくった子どもたちも、もうあそびにこないのです。

 あるとき、春を探しに山から動物たちがおりてきました。「ねえ ねえ、みんな はるを さがしてるの?」雪だるまが思わず声をかけると「うん そうだよ。みんな もう はるが まちきれなく なったんだよ」と子うさぎが言いました。

 今まで春というものを経験したことがない雪だるまは、春がどういうものか、動物たちにたずねます。「はるって あったかいんだよ。」「きのえだが いっぱい みどりの めを だすんだ。」「おはなが いっぱい さいて ちょうちょが とびはじめるのさ。」みんなは口々に、春のすばらしさをゆきだるまに教えます。

 その場から動けない雪だるまに、春を見つけたら「春のおみやげ」を持ってくると約束して、動物たちは山をおりていきました。

 それから何日か過ぎ、とうとう山にも春が訪れました。動物たちは、雪だるまのことはすっかり忘れて、夢中になって遊びます。やがて、雪だるまとの約束をやっと思い出した動物たちは、おみやげを持って、急いで雪だるまのもとへと駆けていきましたが……。

悲しみの先に、あたたかな気持ちが待っている絵本

 雪だるまとの悲しいお別れのあと、いつしか山はすっかり春になりました。動物たちが山を元気いっぱいに駆け回っていると、ある嬉しいできごとが起こります……。悲しみと、その先に訪れる小さな幸せがやさしいタッチで描かれます。寒くさびしい冬から、あたたかい春へと向かう季節の移り変わりを感じられる、早春にぴったりの絵本です。

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