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シロクマ一家が切り盛りする、くつの形をしたくつやさん!『シロクマくつや』

冬といえば、クリスマス。子どもたちや、大切な人への贈り物に頭を悩ませる季節ですね。今回ご紹介する絵本は『シロクマくつや』(おおでゆかこ 作・絵)。くつやを開いたシロクマ一家が、ある人のためのプレゼントづくりに精を出すお話です!

シロクマ一家が開いたくつやは、たちまち村の評判に!

 このお話は、くつやのシロクマ一家が、新しい家をさがして旅をしているところからはじまります。

 「おや。あんなところに あきやが あるぞ」

 「くつやに ぴったりだわ! すこし てをくわえて ここに みせを ひらきましょう」

 そういって一家が移り住んだのは、こんな変わったおうちでした!

1かいが くつうりば、2かいと 3かいが かぞくのへや、4かいは そうこ、そして いちばん うえの やねうらべやが くつこうぼうです。

 

 おばあちゃんとお父さんが工房でくつをつくって、早速お店がオープンしました! リスの兄妹には、あま~いかおりがする、バナナとイチゴのくだものぐつ。ペンギンには、高くジャンプできるジャンピングぐつ。シロクマ一家のくつやには、おもしろいくつがそろっているので、たちまち村で評判になりました。

 

とある来客で、家のひみつが明らかに!

 そんなある日、「ドスーン!」と大きな音がして「ごめんくださーい」という声がしました。ドアをあけると……。

 そこには、大きな巨人がいました! 「このくつ、ぼくの ぼうやの くつなんだ。かたほう、いつのまにか おっことしてしまってね」

 なんと、シロクマ一家が移り住んだこの家は、巨人のぼうやが落としたくつだったのです。

 ぼうやの誕生日に、落としてしまったこのくつをプレゼントしたいという巨人。でも、もうこのくつは、一家にとって大切なお店になっていました。

 頭を悩ませたシロクマお父さん。「よし、ぼくに いい かんがえが ある。らいげつ、ぼうやと いっしょに、また ここに きてくれないか」

 さて、つぎの月に、シロクマ一家が用意したものは何だったのでしょうか? ぜひ手にとって確かめてみてください。クリスマスの季節に誰もが感じる、わくわくとしたあたたかな気持ちが味わえる絵本です。

 シロクマくつやのシリーズは、ほかにも2作刊行されています。新しく幼稚園に入るこりすたちのために上靴をつくる『シロクマくつや ちいさなちいさなうわぐつ』と、一家の夏休みをえがく『シロクマくつや すてきななつやすみ』。ぜひ合わせてご覧ください。

 偕成社公式YouTubeチャンネルにて、おおでゆかこさんによる読み聞かせ動画も配信中です!

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今日の1さつ

昨年2歳の誕生日の記念に購入したら本人が「またバースデイブック作りたい」との事で、再び購入しました。タータンのような妹も産まれ、お姉ちゃんになった娘は、ノンタンがお気に入りです。自分も小さい頃とても好きで、娘も同じ様子です。世代を超えて愛されるシリーズだと思います。(3歳・お母さま)

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