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こどもの本屋さんにいこう!

第9回

こどもの本の広場 会留府(千葉県・千葉)

千葉県立中央図書館のすぐそば、店主の阿部裕子さんが「ホビットの巣穴のような小さな店」だとおっしゃるお店は、会留府と書いて「えるふ」と読みます。阿部さんが本の話をされると、まるでその本が生きているかのよう。40年以上地域の子どもたちと本を見守ってこられた店内では、今日も本の話に花が咲きます。


Q お店のご紹介をお願いします。

大好きな物語トールキンの「指輪物語」にでてくるエルフ族、主人公のホビットにしたいと思ったのですが、他につかわれていたので、エルフ=会留府という字をあてて店名にしました。お客さまや友人に助けられて42年たちます。

Q お店をはじめたいきさつを教えて下さい。

つとめていた出版社が解散になり、どうしようと思ったとき、本屋だったらすこしは自分たちの能力をつかえる仕事だと思いました。本を読むことの楽しさと大切さをおとなが気づき始めてきた時代でした。

Q 定期的に行っているイベントはありますか。

本を読み合ったり、話し合ったりするおとなの読書会があります。ほとんどが月1回夜です。①Y・Aの本を読む会 ②図書館司書の勉強会 ③絵本を楽しむ会 ④憲法カフェ ⑤「本を読む子どもたち」子どもたちにどうやって本を手渡すか(講座)、などを実地しています。

子どもたちといっしょのイベントは夏・冬に行っています。

Q 偕成社の本でいちばん好きな絵本と読み物(または思い出の本、注目の本など)を教えてください。

いちばんすきな絵本は、キーツの『ゆきのひ』をはじめとしたピーターシリーズです。物語だったら、プロイスラー作『クラバート』、「安房直子コレクション」(全7巻)。松本大洋の絵本『こんとん』は、さし絵に注目をしています。

左が店長の阿部裕子さん。スタッフの坂上さんと。

Q 本選びのポイントや、はじめての本選びに困っている読者へ向けてメッセージをお願いします。

本を選ぶ際には、まず、ゆっくり絵をみる。そして、⽂=⾔葉を声にだして、⾃分の感性を信じて読んでみてください。
そしてどの本が良いか困った時は、読みつがれてきた絵本を中⼼に選んでみることをおすすめします。身のまわりに本がある⽣活が必要だと感じています。

Q 近所にあるおすすめのお店やスポットを教えてください。

向いに千葉県立中央図書館(児童室あり)、徒歩20分位のところに千葉県立博物館があります。青葉の森公園は、広くて大きな樹が多く、生態園もあります。

ありがとうございました!

※取材記事、写真は移転前のものです。


こどもの本の広場 会留府

創業 1977年12月1日
住所 〒260-0854千葉市中央区長洲1-10-8 千葉県自治体職員福祉センター1F
TEL 043-227-9192
定休日 月曜日と夏冬の不定休日あり
営業時間 火~土 10:30~18:00  日 13:30~18:00
アクセス JR本千葉駅 徒歩5分、千葉都市モノレール 県庁前駅 徒歩2分
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