icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_hatena_01 icon_line_01 icon_pocket_01 icon_arrow_01_r

今週のおすすめ

実は身近にいる、小さくてふしぎな生きもの『こうもり』

夜に活動する、空をとぶことのできる唯一の哺乳類、こうもり。あまり出会う機会がないと感じる方も多いかもしれませんが、実はこうもりは、わたしたちの最も身近にいる野生動物のひとつ! では、その生態とはどんなものなのでしょう? 今回は、アヤ井アキコさんの絵本『こうもり』をご紹介します。


大きさは? 重さは? こうもりの声、「超音波」って?

 こうもりが活動をはじめるのは、鳥たちがねぐらへ帰る夕方ごろ。川や湖、畑の上空など、虫のあつまる場所あらわれて、すばやく飛びまわります。この本で取り上げるアブラコウモリ(イエコウモリ)の大きさは、大人の親指くらい! とっても小さいのです。でも、体よりも大きな翼を持っているので、翼を広げると、大人の手を広げたくらいの大きさになります。体重は5〜10gと、とても軽い生きものです。一晩で自分の体重の半分ほどの虫(蚊や蛾などの小さな虫)を食べます。

 虫を探すときにこうもりが使うのは、声です。出した声が虫にぶつかり、跳ねかえってくる音を聞いて、虫の居場所をつきとめます。
 
 でも、飛んでいるこうもりから、声は聞こえません。なぜでしょう? それは、こうもりの声が「超音波」だから! 人間の耳には聞こえない高い音を使って、こうもりは暗い場所でも、さまざまなものの場所を把握しているのです。

 朝が近づき、鷹やカラスが目覚めるころになると、襲われないよう、こうもりはねぐらに帰っていきます。橋の下や、建物のすきまなどがねぐらになることもあります。
 
 後半では、こうもりの子育ての様子を季節ごとに追いながら、その暮らしを紹介しています。

こうもりを愛するアヤ井さんの意欲作! 監修・解説は、コウモリの生態が専門の福井大さん

 本作を手がけた絵本作家のアヤ井アキコさんは、大のこうもり好き! この絵本を出すにあたり、4年間に渡ってこうもりを研究し、「こうもりノート」を作られました。(ノートや取材の様子は、こちらの記事で紹介されています!)本作ではこうもりの姿が、正確に、かつかわいらしく描かれ、こうもりへのあたたかな愛が感じられます。
 
 監修は、コウモリの生態が専門分野の、東京大学大学院農学生命科学研究附属演習林 講師、福井大さんです。巻末の福井さんによる解説を読むと、さらにこうもりへの興味がわいてきます。
 
 あなたの住む場所でも夕暮れ時に空を見上げたら……こうもりに出会えるかもしれません! ぜひ身近な生きものであることを知って、探してみてくださいね。
 

この記事に出てきた本

関連記事

バックナンバー

今日の1さつ

丁度息子がお返事をするようになったので購入しました。最後に息子の名前を呼ぶと手を上げてお返事してくれるのが嬉しくて息子と2人で楽しく読んでいます。(0歳・お母さまより)

pickup

new!新しい記事を読む