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雨の時期によみたい、安房直子さんのやさしい童話。『だんまりうさぎときいろいかさ』

雨が多い時期は、自然とおうちで過ごす時間が増えますね。今回ご紹介する『だんまりうさぎときいろいかさ』(安房直子 作/ひがしちから 絵)のだんまりうさぎも、長い雨で家から出られずにいました。でも、いいことを思いついて……? 「だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ」シリーズの中の、心があたたまる一冊をご紹介します。
 
 

最近は雨ばかり……。傘もこわれて、外に出られない!

 だんまりうさぎは、畑の中の小さな家に、ひとりで住んでいるうさぎです。ひとりで畑をたがやし、ご飯をつくり、だまって食べる毎日です。
 でも、そんなだんまりうさぎに、お友達ができました。山の向こうに住む、おしゃべりうさぎです。明るくて天真爛漫なおしゃべりうさぎに、はじめはおどろいただんまりうさぎも、今ではすっかり仲良しです。(そのおはなしは、だんまりうさぎとおしゃべりうさぎで読んでくださいね)
 

 さて、お日さまの下で働くことと、おしゃべりうさぎに会うことが楽しみのだんまりうさぎですが、最近はその楽しみが両方ありません。なぜなら、ずっと雨つづきだから。毎日雨なので、畑仕事もできず、唯一持っている傘はこわれていて、どこにも出かけられません。

 するとある日、おしゃべりうさぎから電話がかかってきました。
「まいにち 雨で、つまんないわねえ。あそびにいきたいけど、あたしのかさ、こわれてしまっていて、そとにでられないの。」
おしゃべりうさぎも、だんまりうさぎと同じように傘がこわれていて、会いに来られなかったのです。
 
 それを聞いただんまりうさぎは、考えました。あの傘をなんとかできないかなあ? ––––そして、いいことを思いついたのです!
 

 だんまりうさぎが持ち出したのは、着古してぼろぼろになった、黄色いレインコート。コートを部屋の真ん中に広げたら、それからは毎日、大仕事です。針や糸、ハサミにアイロン、古いミシンと道具を揃え、レインコートを切ってきれに変え、アイロンをかけて縫い合わせ……。さあ、何ができあがるのでしょうか?

ふたりの友情があたたかく楽しい、「だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ」シリーズ

 物静かなだんまりうさぎと、活発なおしゃべりうさぎ。ふたりは、お互いの性格を認め合い、尊敬して、楽しく過ごします。

 この本の2つ目のおはなし「だいこんばたけのだんまりうさぎ」では、だんまりうさぎをピクニックに連れ出したいおしゃべりうさぎと、畑仕事があるのに急に誘われて困るだんまりうさぎが、ちょっぴりぶつかってしまいます。けれども、相手の気持ちを尊重しあうことで、最後はふたりのやりたいことの間をとって、すてきなピクニックが実現します。


 シリーズはほかに3冊あり、季節ごとに2ひきの暮らしが描かれています。安房直子さんのやさしい文章に、ひがしちからさんのかわいらしいイラストがふんだんに添えられた、絵本の次に読みたい童話シリーズです。各巻に登場するおいしそうな料理にも、ぜひ注目してくださいね。

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本を閉じればコンパクトに片付けられて、本を開くと立体的に細かい家具や食べ物など、子どもが楽しく遊べるし、見た目もかわいくて気に入っています。自宅で遊んだり、帰省する時に持って行けば、玩具がない実家でも遊ぶことができるのでこのコンパクトさに助かっています。(6歳・お母さまより)

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