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今週のおすすめ

車好きのお子さん必見! 車を前と後ろからじっくり見られるシリーズ「まえとうしろどんなくるま?」

子どもたちは、はたらく車が大好き! 何気なく道を歩いているとき、あるいは車の窓から外を眺めているとき、「あ、○○○○!」と正確な名前で教えてくれることが、しばしばあります。その車が一時停止しようものならば、そらきたとばかりに観察タイム。そんな子どもの「車をもっと見たい!」という気持ちに答えたのが、「まえとうしろどんなくるま?」シリーズ(こわせもりやす 作・絵)です!


前、後ろ、横。はたらく車を全方向から観察!

 このシリーズの大きな特徴は、車を「前面」「後面」「横面」の3つの視点から描いてあり、全体をすみずみまでじっくり見られることです。「まえと うしろ どんなくるま?」という言葉とともに、車の「前」と「後ろ」が描かれたページをめくると……

車の名前とともに、その車が大活躍する姿が描かれます。細かいパーツの説明のほか、はたらく車にはかかかせない、専任のはたらく人たちの様子も。

 夜間に活動するため、なかなか見られない車も、絵本の中なら太陽の下で心ゆくまで見ることができます。写真の場合、影になってしまったり、パーツの境目がよくわからなかったりしますが、真横、真正面から正確に車を表現できるのは絵ならではです。

どうやって描いているの?

 この絵本を描いたのは、イラストレーターのこわせもりやすさん。まるで設計図のような緻密な絵を、どのように描いているのでしょうか?

 実はこれは、イラストレータというソフト上で「パス」と呼ばれる線をつなぎあわせて描かれているのです。その元データの画像をお見せいたします!

 この赤い線が、パスとよばれる線です。みてくださいこの細かさ! 細かな曲線や色の違うところも丁寧に丁寧に描かれています。上の図は拡大しているので、実際の絵本の絵はもっと小さいのですが、ディテールまで細かく細かく描かれているからこそ、リアルな車体の絵ができあがるのですね。

シリーズは全部で4巻!

 シリーズは現在4巻まで刊行されています。ぜひ好きな車の載っている巻から、お手にとってみてくださいね。

①『どうろこうじのくるま
登場する車:クローラ式油圧ショベル/ホイールローダー/ブルドーザー/モーターグレーダー/ロードローラー/アスファルトフィニッシャー/タイヤローラ

②『きんきゅうしゃりょう
登場する車:パトロールカー/白バイ/ポンプ車/はしご車/救急車/高速道路のパトロールカー/レッカー車

③『まちではたらくくるま
登場する車:路線バス/郵便車/郵便バイク/ごみ収集車/タクシー/馬運車/ロードスイーパー/高所作業車

④『さいがいで かつやくする くるま
登場する車:救助工作車/中型水陸両用車(レッド・バスティオン)/排水ポンプ車/81式自走架柱橋/スーパーアンビュランス(特殊救急車)/給水車、野外炊具

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「ハンカチ カーチ カチ」の繰り返しが楽しくて心地よい。とても良い絵本だと思います。(2歳・お父さまより)

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