icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_hatena_01 icon_line_01 icon_pocket_01 icon_arrow_01_r

今週のおすすめ

古い型のロボットの運命は……?『おそうじロボットのキュキュ』

人間のかわりに掃除したり、力仕事をしたり……今や、生活の中でロボットが活躍する時代。そんなロボットたちがくらす町があったら、どんな様子だと思いますか
『おそうじロボットのキュキュ』(こもりまこと 作)の舞台は、まさにそんなロボットの町。古い型のおそうじロボット、キュキュが主人公のお話です。

キュキュは、自販機コーナーではたらくお掃除ロボット! ある日、雨がふってきて……

 大きな都会の一角にある、ロボットがくらす町。そこに、ロボットたちがひと息ついて元気をつける自販機コーナー、「キングドリンク・ショップ」があります。
 

 そこにいるのが、おそうじロボットのキュキュ。古い型で、うごくたびにキュキュ キュキュと音がするので、みんなからキュキュと呼ばれているのです。

ごみばこの役目もしています。目のところから、空き缶をいれます。

 朝はやくから道のそうじをし、自販機ロボットたちをきれいにし、商品を追加して……。キュキュは毎日大忙しです。
 
 そんなある日、つよい雨がふってきました。古いせいで雨に弱いキュキュは、けんめいに仕事をつづけますが、ついに……ゴットーン! 動かなくなってしまいました。

 故障してしまったキュキュは、トラックにのせられて、どこかに運ばれていきました。キュキュは一体どうなってしまうのでしょうか? そしてキュキュのいないキング・ドリンクショップは、どうなるのでしょう
 

さまざまなロボットたちにも注目!

 作者のこもりまことさんは、車をテーマに、絵本やイラストレーションなどで活躍されてきましたが、若いころからロボットにも強い関心があり、さまざまな姿形できたそうです。
 その経験は本作にもいかされ、キュキュの相棒のような犬ロボット・ションや、ハチと人の中間のような姿のロボット・ビーなど、見るもユニークなロボットたちがたくさん登場します。自販機の前を行き来するロボットたちを、じっくり観察するのもおもしろいですよ!
 

  ロボットたちのくらしを、ぜひのぞいてみてくださいね。

この記事に出てきた本

バックナンバー

今日の1さつ

病院の待ち合い室でこの本に出会い、子ども達が大大大好きになりました。痛いことは誰でも辛いことだけれど、治すためにがんばろうというメッセージが小さな子どもの心に響くようです。予防接種の際に「少し痛いけど必要なことだからがんばろう!」そんな時に子どもに読んであげたい1冊です。(3歳、8歳・お母さまより)

pickup

new!新しい記事を読む