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今週のおすすめ

人気絵本の最新刊! 『そらの100かいだてのいえ』

子どもたちに大人気、「100かいだてのいえ」シリーズに、4作目となる『そらの100かいだてのいえ』が登場しました! 今回は空の上が舞台。いったいどんな住人に出会えるのでしょうか?
 

『そらの100かいだてのいえ』表紙と見開き

ここがおもしろい!「100かいだてのいえ」

 100かいだてのいえ』からはじまり、これまでに『ちか100かいだてのいえ』『うみの100かいだてのいえ』を刊行している「100かいだてのいえ」シリーズ。まずは、このシリーズの魅力を紹介します!
 

「たてにひらく」絵本

  100かいだてのいえ」は、たてに開くという、他にないめくり方が特徴です。画面がたて長になることで、ダイナミックな世界が広がります。上へのぼっていく『100かいだてのいえ』は下から上へ、下へさがっていく『ちか100かいだてのいえ』『うみの100かいだてのいえ』は上から下へ。それぞれの感覚にあっためくり方になっています。

たてにひらく『100かいだてのいえ』

『100かいだてのいえ』

10階ごとにさまざまな動物や生き物たちが住んでいる

 毎回、主人公のキャラクターたちは、「100階」をめざして、1階から順番にいえのなかを探検します。10階、20階、30階……と、ページをめくるごとに、さまざまな動物や生きものたちが登場。「つぎは誰すんでいるのかな?」とわくわくしたり、細かいなかのようすをじっくりみたり、何度も読む楽しさがあります!

『ちか100かいだてのいえ』より

いつのまにか100まで数えられるように!?

  実は、この絵本がつくられたきっかけは、作者のいわいとしおさんの娘さんが小学校時代、算数の授業で「くり上がり」につまずいていたこと。楽しく100の数まで学べるというコンセプトから生まれたアイデアだったのです。読者の方からのおたよりでも、数がふえていくことや、「100」という概念を理解できました、という声を多くいただきます。

『100かいだてのいえ』より

最新刊『そらの100かいだてのいえ』では、今までとはひと味ちがう住人に出会えます

  さて、いよいよ最新刊『そらの100かいだてのいえ』のなかを見てみましょう!
 
  今回の主人公は、シジュウカラのツピくん。おなかをすかせたツピくんがみつけたのは、ひとつぶのひまわりの種でした。「これじゃ、おなかいっぱいにはならないや……そうだ! はなをさかせて、たねをふやそう!」ツピくんは、種を植える場所をさがしに、空へととびたちます。
 

ツピくんがくものうえに飛び立つ

  はじめにすんでいたのは、くもさんでした! ツピくんがたねから花をさかせたいことを伝えると、くもさんは「このいえの100かいにいくといいよ」と教えてくれました。

  100階をめざしてのぼっていくツピくん。10階にすんでいたのは、あめさんでした! あめさんはツピくんがもっていたうえきばちに、水をかけてくれました!

    そして、つぎにすんでいたのはにじさん! にじさんは、おいしそうなバウムクーヘンをわけてくれます。

  さて、ツピくんがめざす100かいだてのいえのてっぺんにはだれが住んでいるのでしょうか? ひまわりはぶじに咲くのでしょうか? 

 くもさん、あめさん、にじさん……。お気づきかもしれませんが、今回の「そらの100かいだてのいえ」の住人たちは、動物や生きものではありません。著者のいわいとしおさんは、この絵本をきっかけに、自然のさまざまな営みに親しみを感じ、子どもたちの想像力が大きくひろがってくれるといいな、とおっしゃっていました。生きものや植物と自然環境とのつながりを新しい切り口で描いた3年ぶりの新刊です。ぜひおたのしみください!

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ちょっとふてぶてしいような、味のあるミケばあちゃんの顔と、懐かしい絵柄でありながら意外とビビッドな色づかいに魅力を感じて買いました。おなおしをしながら大事に物を使うことを、改めて教えてくれる良い絵本でした。(20代)

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