朱川湊人
小手鞠るい
瀧羽麻子
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
138件
絵本&読み物案内
『呼人よびとは旅をする』は、新進気鋭のYA(ヤングアダルト)作家、長谷川まりるさんによる連作短編集。ある特殊な体質をもつ少数派の人々と、彼らをとりまく社会を描きます。
しじんのゆうびんやさん
絵本&読み物案内
『一瞬の風になれ』(講談社)をはじめとした数々のヒット作を世に送り出している作家、佐藤多佳子さんが満を持して筆をとった、初の長編エンターテインメントシリーズ「シロガラス」。子ども神楽の踊り手に選ばれた子どもたちが直面する、「白烏しろがらす神…
しじんのゆうびんやさん
しじんのゆうびんやさん
しじんのゆうびんやさん
書評コーナー
詩人の斉藤倫さんが初めて書いた長編『どろぼうのどろぼん』は、持ち主からも忘れられた物をそっと救い出す、世界一やさしいどろぼう、どろぼんの物語だった。この世の片隅の、小さな小さな声に耳を傾けようとするどろぼんの願いの美しさと奥深さが、牡丹靖佳…
書評コーナー
本作は、「呼人」という、なにかを引き寄せてしまう体質、あるいは宿命を背負った、背負わされた人びとと、彼らを内包する社会を描いている。引き寄せてしまうものの対象は多様で、植物だったり、虫だったり、動物だったり、特定の属性をもった人間だったりす…
絵本&読み物案内
『太陽と光しょくばいものがたり』(藤嶋 昭、かこさとし、村上武利、中田一弥、落合 剛、野村知生 共著/かこさとし 絵)は、ノーベル化学賞の候補にもなっている藤嶋昭さんの「光触媒」の発見と、その効果について、科学絵本も手がける絵本作家のかこ…
絵本&読み物案内
楽しいはずの夏休み。もし家族の予定があわなかったり、体調をくずしてしまったりして、これといった思い出もなく最終日を迎えてしまったら……新学期に休み中のできごとを報告しあうクラスメイトを想像して、憂鬱な気持ちになりますね。『9月0日大冒険』(…
絵本&読み物案内
トイレに流したウンコは、どこへいく? 『ウンコロジー入門』(伊沢正名 著/小池桂一 イラスト)は、ノグソをすることで「命を自然に還す」試みをつづける、糞土師・伊沢正名さんの「ウンコ+エコロジー=ウンコロジー」の入門書です。
書評コーナー『スペルホーストのパペット人形』(ケイト・ディカミロ 作/ジュリー・モースタッド 絵/横山和江 訳)
人形たちの登場するお話のおもしろさは、人形たちが自分では動けない、という縛りにあるのかもしれません。 映画の『トイ・ストーリー』のように、人間の前で動かないだけで人目がなければ動き出すというパターンもあるけれど、『スペルホーストのパペッ…
絵本&読み物案内
レシピをみながら料理をするとき、どうしてこの分量なのだろう?どうして固まるんだろう?など、疑問に思ったことはありませんか? 『キッチンラボ 作って食べておうち実験!』(露久保美夏 著)は、調味料や食材の性質を知れば、もっと料理が好きになる!…
絵本&読み物案内
「もしもアンネのようなかしこくて勇気ある少女が、キンダートランスポートでイギリスに逃れていたら?」『アンネの日記』の愛読者である作者ヘレン・ピーターズは、このような想像をめぐらせて、『アンナの戦争』(尾﨑愛子 訳)を執筆しました。キンダート…
偕成社文庫100本ノック第99回
「懐かしのアニメベスト100」等に必ず登場する「ペリーヌ物語」。この物語の原作は、19世紀のフランスの作家エクトール・マロが、子供のために書いた小説『家なき娘』です。
絵本&読み物案内
魔法、修行の旅、しゃべるネズミ、そして選ばれし者だけが読める本––––。このキーワードだけ聞いてもワクワクしてきませんか? 王道の本格ファンタジーが好きなすべての人におすすめしたい「青の読み手」シリーズ(小森香折 作/平澤朋子 絵)をご紹介…
偕成社文庫100本ノック第97回(プレイバック!)
自分の「思いこみ」が、何かのきっかけで180度変わった経験はありませんか。大人になるにつれ、「思いこみ」というのはなぜだかどんどん増えてきているような気がします。
絵本&読み物案内
「コーダ」ということばを、聞いたことがありますか? コーダ(CODA)は、Children of Deaf Adultsの略称で、耳が聞こえない、または聞こえにくい親のもとで育つ子どもを指します。今回は、コーダの手話通訳士が主人公のミステリ…
書評コーナーリックとあいまいな境界線( アレックス・ジーノ 作/島村浩子 訳)
自分と似たような人を物語に見つけることが、その後の人生に影響を与えることがある。本書は自分の性のあり方に悩む中学生の男の子リックが主人公の物語だ。 リックは親友のジェフのように女の子に興味を持つことはないし、父さんに「好きな女の子はいない…
絵本&読み物案内
あなたのお母さんは、あなたから見て、どんな人でしょうか? 頼りになる人? ちょっと怖い人? 友だちみたいになんでも話せる人? 『わたしのママはしずかさん』(角野栄子 作/小谷あかね 絵 偕成社文庫)の主人公リコは近頃、自分のお母さんがあまり…
絵本&読み物案内
『放課後の読書クラブ』は、50冊以上の本を紹介しながら、作家の小手鞠るいさんが「読むことの楽しさ」をつづった一冊。読者からの「書くこと」に関する悩みに答えた『放課後の文章教室』につづくエッセイ集、2作目です。
書評コーナー『アンナの戦争––––キンダートランスポートの少女の物語』( ヘレン・ピーターズ 作/ 尾﨑愛子 訳)
「あたえられた機会はすべて最大限に生かす」 『アンナの戦争』にはこの言葉が何度も出てくる。主人公の少女アンナが、12歳にして両親と離ればなれになったとき、列車を見送る母親はアンナにこう言った。「幸せになるように努力しなさい。いつも人にやさし…
編集部だより
ファンタジーの金字塔『精霊の守り人』が出版されたのは1996年のことでした。その後、四半世紀にわたり、アニメやドラマなど、さまざまな形になって多くの方がその物語を楽しんできました。2023年夏に、新たに舞台化もされるのを記念して、これまでの…
絵本&読み物案内
国際アンデルセン賞受賞作家・上橋菜穂子さんの代表作「守り人」シリーズ、一度は耳にしたことがあるでしょうか。本作は、10巻+外伝3巻からなる長編シリーズです。長い、と思うかもしれませんが、一度その世界に入ると最後は読み終わるのがもったいないと…
小さい頃から大好きな本です。最初はちょっぴりあやしくて、不思議な3人組。だけど読み終えると心がじんわりあたたかくなり本当にステキな3人組。絵も色がはっきりしていてきれいです。(20代)