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今週のおすすめ

ひとりのロックスターの半生を鮮やかに描き出す「伝記 世界の作曲家」シリーズ『スティング』

「伝記 世界の作曲家」は、音楽の歴史に偉大な功績を残した作曲家を取り上げた伝記シリーズ。クラシック音楽の作曲家からロックスターまで、15人の生涯をリアルに描きます。今回はその中から『スティング』(マーシャ・ブロンソン 著/松村佐知子 訳)をご紹介します。

熱帯雨林の保護を訴えるロックスターの半生を描く

 スティングといえば、バンド「ポリス」のボーカル&ベーシストとして活躍したほか、さまざまなバンドやソロ活動で多彩な才能を発揮し続けているミュージシャン。「Every Breath You Take」や、映画「レオン」の主題歌「Shape of My Heart」など、誰もが一度は耳にしたことがある曲を多く手がけてきました。

 本作は、ミュージシャン、俳優、自然保護運動の活動家など、多面的な顔を持つスティングの魅力を伝える本です。

 牛乳配達の父親を持ち、けっして裕福ではなかった幼少期から、ギターに出会い、一心に音をかき鳴らした日々。紆余曲折を経てポリスを結成し、ミュージシャンや俳優としてまたたく間に名声を築いた20代。さらには、人権保護活動や、アマゾン川流域の森林保護活動への献身までを克明に描きます。

 また、豊富なカラー写真で、当時の時代の雰囲気や、スティングの生き生きとした表情を存分に楽しめる構成になっています。

クラシック音楽家からロックスター、レゲエの父まで、幅広い音楽家を取り上げたシリーズ

 「伝記 世界の作曲家」シリーズは、ビバルディや、ベートーベン、ショパン、ドビュッシーなどクラシック音楽の作曲家や、ジョン・レノン、ボブ・マーリーなど、現代のミュージシャンの姿も伝記で伝えます。幅広い時代やジャンルの音楽家たちが選ばれているのが本シリーズの特徴であり、魅力のひとつです。

 ちょっと遠い存在だった音楽家たちも、伝記を読み、人となりを知ることで身近に感じられるかもしれません。ぜひ気になる1冊を手にとって、偉大な先人たちの思考や功績に触れてみてください。

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わたしがとくにすきだったものがたりは「おもてなしティー」でした。わたしも心ぼそくなったときに、「おもてなしティー」をつかって、話ができる人をよんでみたいです。(7歳)

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