子どもたちに大人気の、たてにひらく絵本シリーズ「100かいだてのいえ」(いわいとしお 作)。5作目『もりの100かいだてのいえ』では、森の中の大きな木のいえにのぼります! どんな住人がいるのかな? その内容をご紹介します。
音楽がすきなオトちゃんが出会うのは、森の生き物たち!
主人公は、森のちかくにすむ、音楽がすきなオトちゃん。ある日ふしぎな音を耳にし、音をたどって森の中へ向かいます。
そしてたどりついたのは、1本の大きな木! 扉をみつけ、オトちゃんは中に入ってみることにしました。
すると、中にはクマさんたちがいました! よくみると、楽器を作っているクマさんや、演奏しているクマさんもいます。
「きょうは 100かいで えんそうかいが あるから れんしゅうしてるんだ。ドンドコドン♪」
「えんそうかい? わたしも いってみたい!」
10かいについたオトちゃんは、さらに上へ向かいます。
11かいにはシカさんが住んでいま。「このいえには おんがくずきの いろんな いきものが 10かいごとに すんでいるのよ」
シカさんたちも、つのをマラカスにしたり、鈴をつけたりと、演奏会の準備をしているようです。
こうして上へ上へとのぼっていくオトちゃん。21かいにはカマキリさん、31かいにはサルさん……ほかにはどんな住人がいるのでしょう? そして、100かいでは、どんな演奏会が開催されるのでしょうか。楽しく予想しながら、ページをめくってみてください。
たてにひらく楽しさで大人気! 数字もおぼえられる「100かいだてのいえ」シリーズ
たてにひらくという楽しさが特徴のこのシリーズは、いわいとしおさんが、娘さんが小学校の算数で数字を数えること、数字のくりあがりにつまずいているのをみて構想された作品です。100階だての家を、10階のぼるごとにページをめくる、という面白い構成のほかにも、住人たちの暮らしが細かく描かれていたりと、魅力がいっぱい! ぜひほかの巻も読んでみてくださいね。
▼シリーズの魅力は、こちらの記事でもくわしく紹介しています。
人気絵本の最新刊! 『そらの100かいだてのいえ』