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こどもの本屋さんにいこう!

第22回

ちいさなえほんや ひだまり(北海道・札幌市)

絵本専門店ちいさなえほんやひだまりは、店主の青田正徳さんが、児童図書出版社販売代理店での営業の経験を活かしてはじめたお店です。喫茶店の一角を借りてスタートしたお店は、幾度かの引っ越しを経て、2017年からは一軒家で営業をしています。地元の方に愛されて、30年! 店主の青田さんにお話を伺いました。

Q お店のご紹介をお願いします。

2024年4月に30周年をむかえた、絵本専門店ちいさなえほんやひだまりです。「ひだまり」は、春の日の陽だまりのように暖かな場所に親子がのんびり過ごす、たたみの部屋のある一軒家で営業しています。店主青田が厳選した2500タイトルの絵本が並んでいます。お客さんと会話をする中で、希望の絵本にめぐりあわせたいと思っています。おすすめの絵本の内容や作家の情報もお伝えします。

Q お店をはじめたいきさつを教えて下さい。

当時(1994年)札幌に唯一あった絵本専門店が、店が立ち行かなくなり閉店したので、どんなに小さくてもいい、専門店の灯をともし続けたいと、それまで15年間児童書出版社販売代理店に勤め、幼稚園、保育園を訪問していた仕事を辞めました。

Q 定期的に行っているイベントはありますか。

絵本原画展です。最近はきくちちきさんの習作原画展を連続して行い、大好評でした。札幌在住の絵本作家かとうまふみさんの『ぎょうざのひ』、たちばなはるかさんの『こどももちゃん』『銀杏堂』の原画展ほか、作者別の企画展を開いています。

Q 偕成社の本でいちばん好きな絵本と読み物(または思い出の本、注目の本など)を教えてください。

『かぜはどこへいくの』です。0〜6歳までに読み聞かせたい60冊のリストに載せている1冊で、講演会でセンス・オブ・ワンダーの1冊ですと紹介していました。こどもの発達の節をつくる大切な、ゾロトウの感性が光る作品です。親からのことばがやすらぎと安心につながります。

Q 本選びのポイントや、はじめての本選びに困っている読者へ向けてメッセージをお願いします。

表紙の絵と題名にひかれたら、絵だけをみて最後までめくり、おもしろそうに感じたら、声に出して文を読みます。気に入ったら、いい作品です! オリジナリティ、リアリティ、ヒューマニティの三拍子が揃っていたら理想的です。

Q 近所にあるおすすめのお店やスポットを教えてください。

「玄米ごはん・カフェじょじょ」(札幌市手稲区富丘5条4丁目18-6/TEL 011-684-1040)はオーガニックの料理のお店です。前田森林公園は、自然のふところに抱かれているような広大な土地にポプラ並木がある緑一色の公園です。

ありがとうございました!


ちいさなえほんやひだまり

創業 1994年4月2日
住所 〒006-0806 北海道札幌市手稲区新発6条5丁目14-3
TEL 011-695-2120
定休日 毎週火、水、木曜日
営業時間 10:00~19:00(体調不良のため、当面17:00まで)
アクセス 地下鉄宮の沢駅からJRバス循環宮46 「新発寒6条5丁目」下車
ホームページ なし
SNSアカウント なし
ブッククラブ※ ◯ 0〜6歳まで年齢別に7コース
通信販売または発送対応の有無
おむつ替えスペース
授乳スペース
ベビーカーでの入店
駐車場 ◯ 4台

※本の定期購読サービス

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今日の1さつ

私自身が小学校低学年の頃(1980年代)の図工の教科書でした。感受性の高いこの時期に出会った名作、わかりやすいルビをふった文章。何度も本を開いて絵に吸い込まれる様に見た記憶がありました。娘が同じ年齢になり「ゴッホって誰?」と質問したのでハッと思い出し、この本をプレゼントしました。(9歳・お母さまより)

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