保育士、幼稚園教諭、大手書店児童書担当の経験を持つ店主の山本さんが2018年10月にオープンした「えほんのみせ ぱっきゃまらーど♪」。病院の小児病棟のボランティアにも参加され、絵本専門士の資格を持つ山本さんは、いつもお客様との会話を大切にされています。世田谷線の松陰神社駅を降りてすぐそばにあるこちらのお店は、今日も親子連れや近所の常連さんの笑顔でいっぱいです。
Q お店のご紹介をお願いします。
“ぱっきゃまらーど ♪”という屋号は、ご存知『クラリネットこわれちゃった』の歌の一節です。フランス語で「au pascamarade」といいます。本当はこわれていないクラリネット。子どもがパパに「音が出ない=こわれた」と言うと、お父さんが「一つ一つゆっくりやってごらん」と言います。直訳は「一歩一歩なかよく進め」私のゆっくりマイペースな所と、いつも歌うように子どもと話したいので「♪」をつけ、長く愛されますように願いを込めました。
Q お店をはじめたいきさつを教えて下さい。
絵本専門士を取得する過程で、大型書店で勤務をしていた頃、純粋に50年、100年経っても本棚にあり続ける本、絵本だけを集めた専門店を作ってみたいという思いがありました。それと、子どもが通えるお店がどんどん少なくなる中、コミュニケーションを大切にできる店を作りたかったからです。
Q 定期的に行っているイベントはありますか。
・毎月第3木曜日に赤ちゃん向け「おやつのまえのえほんのじかん」を行っています。おはなしだけでなく、店主保育士のため、ちょっとしたご相談、保育園選びのアドバイスもしています。
・世田谷区ブックスタート実現に向けて、絵本専門士による定例会を毎月設けています。
Q 偕成社の本でいちばん好きな絵本と読み物(または思い出の本、注目の本など)を教えてください。
思い出の本として、「ノンタン」シリーズが保育園(かつて働いていた)とともに思い浮かびます。保育士をしていた頃、ノンタンのお話は子どもたちそのものでした。失敗や、いたずら、子どもの心情がしっかり描かれているからこそ、すばらしい絵本だと思います。
Q 本選びのポイントや、はじめての本選びに困っている読者へ向けてメッセージをお願いします。
「0歳の赤ちゃんは、絵本がまだわからない」「もう少し大きくなってから……」という方がよく店にいらっしゃいます。でも赤ちゃんは色や形を“見よう”とします。見ることは視覚を発達させ、聞くことはとても心地よいものです。ご両親の好きな本をお子さんと一緒に読むことで心が豊かになると思います。
Q 近所にあるおすすめのお店やスポットを教えてください。
店と向かい合うように約500メートル先に吉田松陰が祀られている松陰神社があります。店舗を構える時何度も通いおゆるしを頂きました。近くに商店街があり、カフェや食事処も多いです。
ありがとうございました!
えほんのみせ ぱっきゃまらーど♪
創業 | 2018年10月1日 |
住所 | 〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-13-20 松陰プラット1-A |
TEL | 090-8491-1376(営業時間のみ対応) |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 火・木・日:11:00~18:00/水・金・土:14:00~18:00 |
アクセス | 東急世田谷線 松陰神社前駅 徒歩30秒 |
ホームページ | − |
SNSアカウント | Twitter/Instagram |
ブッククラブ※ | − |
おむつ替えスペース | ◯(乳児のみ) |
授乳スペース | ◯ |
ベビーカーでの入店 | ◯(狭いので1台のみ) |
駐車場 | − |
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