大学時代に児童文学を学び、その後高校教師をされた奥山恵さんが2010年にオープンした本と雑貨のお店。選りすぐりの児童文学が並ぶ読み物の棚は存在感たっぷりです。2階のギャラリーでは原画展やイベントを定期的に開催。運が良ければお店の人気者、ふくろうのフーちゃんに会えるかも!
Q1 お店のご紹介をお願いします。
赤ちゃんから大人まで楽しめる本と雑貨の店です。大好きな児童文学『ハックルベリー・フィンの冒険』から店名をつけました。絵本だけでなく、児童文学、生活の本、社会を知る新書なども揃えています。古本や雑貨も扱っています。ときどき飼っているふくろうの「フーちゃん」も店番しています。
Q2 お店をはじめたいきさつを教えて下さい。
大学時代から児童文学を学び、研究や論評を続けてきました。いつか児童書専門店をひらきたいと漠然と思ってきましたが、高校の教員としての仕事も20年を過ぎ、2005年頃に地元の柏でやってみようと決意して、少しずつ準備を始めました。
Q3 定期的に行っているイベントはありますか。
2階にギャラリーがありますので、年に数回、原画展や作家さんのトークイベントを開催しています。また、毎月「0さいからのおはなし会」もひらいています。その他、文学茶話会やクリスマスコンサートなども企画しています。他に、地域の有志の方々と、古本市「本まっち柏」も毎年開催しています。
Q4 偕成社の本でいちばん好きな絵本と読み物(または思い出の本、注目の本など)を教えてください。
店を始めた時からずっと人気なのが「手のひらのことば」シリーズです。『愛と優しさのことば』『希望のことば』『おもいやりのことば』など、とても美しいミニサイズ絵本です。ドイツなどの本屋さんに行くと、小さくて美しいミニ本がたくさんあって、そういう本を店に置きたいと思っていました。他に『ぼちぼちいこか』『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』などもミニ本があって注目しています。
また、児童文学の王道をしっかり出してくださるのが心強く、森絵都さんがひさしぶりに書かれた『クラスメイツ』(前期・後期)は、ほんとうにうれしく読みました。「児童文学10の冒険」シリーズも文学賞受賞作家のアンソロジーだけあって名作ぞろいです。私も1冊に解説を書かせていただきました。
Q5 本選びのポイントや、はじめての本選びに困っている読者へ向けてメッセージをお願いします。
本の好みはほんとうに人によってかなり違うので、「これ」といったポイントはなかなか示せません。それでも、信頼できる人(店主さんや司書さん)に聞く、信頼できるブックガイドを見る、雑誌や新聞の書評を見る、といったことを続けているうちに、自分や贈りたいだれかにぴったり来る本に出会うことができると思います。
作家さんのトークイベントなどに参加して、気付けなかった魅力を知ることもできると思います。買う本の場合は、装丁の美しさもポイントになると思います。
Q6 近所にあるおすすめのお店やスポットを教えてください。
店の周りには、古着屋さんやカフェなどがいろいろあります。カレーやラーメン店も激戦区といわれるほどおいしい店がたくさんあります。柏の駅近くでは「キネマ旬報シアター」でめずらしい映画をやっていたり、「パレット柏」の市民ギャラリーでアート展などがやっていたりします。ちょっと隣町まで足をのばせば、手賀沼さんぽも楽しいです。
ありがとうございました!
ハックルベリーブックス
創業 | 2010年10月10日 |
住所 | 〒277-0005 千葉県柏市柏3-8-3 |
TEL | 04-7100-8946 |
定休日 | 毎週火曜日&第1、3水曜日 |
営業時間 | 10:30~暗くなるまで |
アクセス | JR柏駅徒歩7分 |
ホームページ | http://www.huckleberrybooks.jp/ |
SNSアカウント | Twitter/Facebook |
ブッククラブ※ | ◯ ハックルベリー・ブックプレゼント 1万円お預かりして、ご希望にあわせて店主が選書し、発送するサービス |
おむつ替えスペース | △ 2階スペースが空いていれば可 |
授乳スペース | △ 2階スペースが空いていれば可 |
ベビーカーでの入店 | ◯ |
駐車場 | ◯ 1台 |
※本の定期購読サービス