日本で初の「しかけ絵本」の専門店、メッゲンドルファー。関東でも人気の観光地・鎌倉の駅から徒歩圏内にあるお店です。お店に足を一歩ふみいれると、何百種類ものしかけ絵本が並ぶ、夢のような世界が広がっています。代表の嵐田康平さん、同じく代表の嵐田晴代さん、そして息子さんの嵐田一平さんにお話を伺いました。
Q お店のご紹介をお願いします。
名前の由来は、ドイツのしかけ絵本の父といわれている作家、ロタール・メッゲンドルファー(1847年~1925年)の名前をつけさせていただきました。
お店の特徴は、しかけ絵本だけを集めた本屋だということです。店内には700種類以上の作品が並び、しかけ絵本に囲まれた空間となっています。しかけ絵本の専門店は日本でも珍しいので、全国からお越しいただき、驚いたり楽しんだりしていただいています。
Q お店をはじめたいきさつを教えて下さい。
数年先に定年退職を迎えるころ、今後夫婦で何か店をやろうと話していて、妻がしかけ絵本専門店がどこにも無い?「それはおかしい。この力のあるしかけ絵本の専門店を誰もやらないのなら、自分たちでやるしかない!」と。しかし長年出版社に勤めていた夫は、書店が厳しい時代と分かっていたので、まったく違った業種を言っていましたが、話し合って年金併用型ならと、2006年に二人でまず始めました。その後長男が入り、現在家族3人で切り盛りしてます。
Q 定期的に行っているイベントはありますか。
月に一回お店でしかけ絵本作り方教室(2時間)をしています。その他30分コース、1時間コースは随時行っています。また、全国へ出張でも教室をお受けしています。年齢を問わず思い思いのしかけのカードや絵本が出来上がるので、みなさんによろこんでいただいています。
Q 偕成社の本でいちばん好きな絵本と読み物(または思い出の本、注目の本など)を教えてください。
しかけ絵本では、やはりエリック・カールさんの『とびだす!はらぺこあおむし』ですね。エリック・カールさんの80才を記念して作られたこのしかけ絵本は、立体や動くしかけが加わったことで(2019年に新装版が発売)、臨場感や驚き、ユーモアなど一味違った楽しさがあります。また、この本に限らずエリック・カールさんは美しい色彩と共に、絵本に工夫を加えてしかけを付けた作品を多数出されていて、そのそれぞれがとても魅力的です。
Q 本選びのポイントや、はじめての本選びに困っている読者へ向けてメッセージをお願いします。
しかけ絵本は老若男女関係なく楽しめる世界なので、まずあまり対象年齢を気にせずに選んでいただきたいです。年齢はあくまで目安程度にお考えいただければと思います。
そうはいってもお子さまへのプレゼントの場合、1・2才くらいだとすぐに破ってしまうという心配がある方は、丈夫なしかけ絵本にするとか、大人が見せてあげて楽しいものにするのも一案かと思います。楽しさだったり驚きがあったり美しさ、不思議さなどしかけ絵本ならではの世界を選んでいただきたいです。
Q 近所にあるおすすめのお店やスポットを教えてください。
「Arashida」現地スペインの星付きレストランで修業してきたシェフの本格的スペイン料理の店です。シェフが選んだワインもおススメです。
ありがとうございました!
メッゲンドルファー
創業 | 2006年5月 |
住所 | 〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-9-61 |
TEL | 0467-22-0675 |
定休日 | 毎週水曜日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
アクセス | 江ノ電和田塚駅より徒歩5分、JR鎌倉駅より徒歩8分 |
ホームページ | info@meggendorfer.jp |
SNSアカウント | − |
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通信販売(配送手配) | ◯ |
おむつ替えスペース | − |
授乳スペース | − |
ベビーカーでの入店 | ◯ |
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