50年を超える作家生活で、350冊以上の作品を刊行されている五味太郎さん。このたび、偕成社創業90周年を記念し、1980年代に刊行した本を、約30年ぶりに復刊しました。きょうは、その3点の作品をご紹介します。

五味太郎の子ども讚歌!『いちばんはじめに』(初版1984年)
いちばんはじめに起きだして(なんと、この子は目覚まし時計より早くめざめます!)、いちばんはじめに外へ遊びに。元気に育ってゆく子どもの1日を描きます。こんなふうに、なんでもさっさかいちばんにやってくれたらいいなあ、と思うと同時に、たしかに子どもってなんでも「いちばんにやるのがうれしい!」という前向きなエネルギーにあふれているなあ、とも思います。
五味さんの、子どもへの愛あふれるまなざし光る1冊です。

ちびすけを応援したくなる『ちびすけきらきら』(初版1985年)
近ごろ、みんな憂うつな気持ち……。何をしてもつまらないし、おもしろくない。たのしみなことが待っていても、わくわくしません。それは、いったいなぜ?……と思ったら、おひさまが「ちびすけ」にかわっていた! 病気のお母さん太陽のかわりに、がんばって光る子どものおひさま「ちびすけ」を、みんながあたたかく見守ります。
子どものひたむきさ、けなげさを、きらきら光るちびすけの姿にたくして、子どもたちをおおらかにたたえる絵本です。

読後ぞくっとする『おめんであそぼうよ』(初版1985年)
男の子が紙を切りぬいて、鬼のお面をつくりました。「ぼく おにだ!」「こわい おにだぞ!」と、出かけていくと、うさぎに出会います。と思ったら、それはうさぎのお面をつけた鬼でした! 男の子と鬼の子たちは、たのしく「おめんあそび」をしますが、やがて、男の子が鬼のお面をつけたり、鬼の子が人のお面をつけたりしはじめて……。
読んだ後にぞくっとくる、五味太郎節全開の作品です。

五味太郎復刊3冊セットも発売!
復刊を記念して、箱入りセットも登場しました!
ぜひお手にとってみてくださいね!










