いま、小学校入学前にひらがなを書ける子は8割、カタカナが書ける子も多いといいます。一方、鏡文字になってしまったり、書き順がめちゃくちゃだったり、ご家庭でどうやってサポートしたら良いのか、という不安もありますよね。今回は、「正しく」「きれいに」書けることにこだわった、漢字学習で定評のある「下村式」のひらがな・カタカナ練習ノートをご紹介します!
魔法のように、正しく、きれいに書けるようになる!
入学前に習得している子も多い「ひらがな」「カタカナ」ですが、形や書き順などを「正しく」習得するのは難しいものです。いちど書き方を間違えて覚えてしまうと、正しい書き方に戻すのは大変! 下村式は、「正しい書き順」で、形がととのった「美しい文字」を書く力を身につけてもらうことにこだわってつくった学習ノートです。
その鍵となるのが、「下村式口唱法」という、目と手のほかに、口や耳、体などをつかって楽しく文字を覚える方法です。これまでふれたことがない、どうやってやるかわからない……という方もいるかもしれませんが、大丈夫! 各ノートには「最初は鉛筆はもたない」ことや、「鉛筆をもたせるタイミング」など、子どもといっしょに「口唱法」を導入していく方法が丁寧に紹介されているので、どなたでも簡単に取り組むことができますよ。
たとえば「あ」の場合は、こんなとなえ方! 手をたたきながら楽しく覚えるのがポイントです。10回もとなえれば子どもは覚えてしまいます。
①よこぼう かいて
②たて そって(うん)
③ななめで もちあげ
④まわして ぴゅう
各ページについている「教え方のポイント」も、大人には心強いコーナーです。左ページ(上の画像)でしっかり文字を指でなぞりながら「書き方」を覚えたら、実際に鉛筆をもって、右ページ(下の画像)での練習にすすみます。
最初のステップ「となえながら えんぴつで なぞって みよう」にある●や▼は、文字の「かたち」。この「かたち」を意識して書くことが、ととのったひらがなを書くことへの近道になります。1ステップ目を書き終えられたら、あとはもう子どもだけで、できるはず。
同じ方法で『カタカナ練習ノート』では、カタカナを勉強することができます。
大人も安心! 学習の疑問にもしっかり答えるQ&A
子どもの前では「先生」にもならなくてはいけない保護者の方に寄り添い、ノートのはじめには、基本的な疑問に、丁寧に答えるQ&Aものっています。「いつからはじめたらいいの?」「何ページずつ進めればいいの?」「”となえる”ってどうやるの?」「文字にくせがある子にはどうやって教える?」などなど。
読者の方からは、「文字の『かたち』をイメージして書くことで字がととのってきた』(8歳・ご家族より)「わかりやすい練習方法。親が見て教えやすい。注意点がわかる」(5歳・お父さまより)などのご感想をいただいています。
ぜひお手元において、お子さんと一緒に、取り組んでみてくださいね。(そして、書き順の間違いに気づいた大人は、ついでに一緒に練習しなおしましょう!)