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絵本の相談室

あかちゃんがよろこぶ!
『じゃあじゃあびりびり』のひみつ

 偕成社にはいろいろなあかちゃん絵本があるのですが、「どれが人気ですか?」と聞かれたときに必ずご紹介するのが、こちらの絵本。


  まついのりこさんの『じゃあじゃあびりびり』です!
 『じゃあじゃあびりびり』は、1983年に発売したときは通常の紙の絵本でしたが、2001年にボードブック版に生まれかわりました。2011年より「ブックスタート」(全国の自治体がおこなっている絵本の普及活動で、0歳児検診などの際に親子に絵本を手渡しています)の絵本に選ばれたことがきっかけで、より広く知られるようになりました。
 今では「はじめての絵本(ファーストブック)」といえば名前があがる、定番の絵本になっています。

『じゃあじゃあびりびり』ってどんな絵本?

 さて、そんな『じゃあじゃあびりびり』とは、どんな絵本なのでしょう?


 ページを開くと、色あざやかな絵と、音をあらわした文字が登場します。 
 ぱっと見たところ、とてもシンプルなつくりですよね。大人が読んでも、「いったいどこがおもしろいんだろう…」と不安になるかもしれませんが、あかちゃんには大変人気があるのです! お母さんたちからも、それを実感する声が届いています。

愛読者はがきの声

 偕成社に届く愛読者はがきの声をいくつかご紹介しますね。
 
「今4か月ですが、読み聞かせるととてもよろこんでいます。喜んでいる顔が見たくて毎日読み聞かせています」(4か月・お母さまより)
 
「こんな文字が少ない絵本を見てくれるのかな? と思いながら買って見せたら、声をあげて見ていてびっくり!」(3か月・お母さまより)
 
「読んでいると、笑ったり目を丸くさせたりと、いい反応が見られました」(6か月・お母さまより)
 
 
 では、その人気には、どんなひみつがあるのでしょうか? 担当編集者に、この絵本の魅力を聞いてみました。

 

『じゃあじゃあびりびり』はなぜ人気? ひみつを編集者に聞いてみる

 はっきりとした色づかい

 「ポイントは、色づかいがはっきりしているところ。まだ目があまり見えないあかちゃんでも色やかたちを認識でき、興味を引くんです」
 
 
 わたしたちも感じる色のあざやかさ。あかちゃんも興味をしめすんですね!
 

 あかちゃんの耳がよろこぶ擬音

 「自動車はぶーぶーぶーぶー、いぬはわんわんわんわん、など、さまざまな擬音が登場します。擬音は直接、感性にうったえるので、あかちゃんは大好きなんです
また、文字も絵の一部ととらえて、動きを感じられる配置にしています」
 

「いぬ わんわんわんわん」のページ。鳴き声がひびくような配置になっていますね!

 

 あかちゃんの視野と同じ大きさ

 「絵本の大きさがあかちゃんの視野と同じくらいになっています。だから見やすいし、あかちゃんが自分で持つときにもちょうどいい大きさなのです」
 

じーっと集中して見ていますね!

 

どのページから見てもいい

「この絵本にはストーリーがなく、どのページから見ても楽しめます。あかちゃんにとってはすべてが新しい出会い。ページごとにちがう絵が登場するので、お気に入りのページができます」
 

1ページごとにこんなにカラフル!

 

 はじめての絵本にぴったりの『じゃあじゃあびりびり』。あかちゃんのうれしいリアクションを、ぜひ確かめてみてください!


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今日の1さつ

2年前から一人暮らしです。書店で本を目にして、トガリネズミの愛らしいすがたに、つい買ってしまいました。主人公がとてもかわいくて、1ページ、1ページ色んなことを想像して、楽しくて、最後読み終わったとき、「そっか〜良かったね」と声が出てしまいました。ほんわかとやさしい気持ちになり幸せでした。(60代)

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